中国じゃあたりまえ?腕時計ケータイいろいろアリマス--中国トンデモケータイ図鑑 - (page 3)

腕にはめれば腕時計そのもの

 次にこのAoKe-10の外見から見ていこう。本体はやや大きめの腕時計という感じ、というか数字キーがある時点で時計っぽくないのだが(笑)それは一旦スルーしておこう。サイズは53mm×46mm×15mm。本体表面には8カ所が小さいねじ止めされているが、これは腕時計っぽさを出そうとしたデザインなのだろうか?まぁこのデザインそのものが腕時計としてどーよって感じだし、デザインもきっと腕時計にはあまり関心のない人がやっているのだろう。ということで近未来というより、実はこれは70年代っぽいやや古臭いデザインかもしれない。

 また数字キーの下にある円形の方向キーは腕にはめたとき使いやすそうだ。これがジョイスティックだと何かにぶつかって誤操作してしまうだろうからこの選択は悪くはない。各キーはクリック感が強く、やはりこちらも押し間違いがないようにしてるのだろう。このあたりはきちんと考えて設計されているようだ。たぶん使いやすさを考えていったらデザインがちょっとイマイチになっちゃった、でも作っちゃったから売っちゃおう、そんな製品なんだろうねぇ。

 本体内側はバッテリが裏蓋と一体化している。だが本体とバッテリの間には隙間があり水の浸入はもちろん、汗をかいたらそれもそのまま本体内に入り込んでしまいそうだ。実は腕時計ケータイがなかなか実用化されないのは「汗との戦い」があるからだろう。常時腕にはめていれば汗をかき、それがケータイ内に進入すれば接触不良や錆などの原因になってしまうのだ。まぁとはいえ使い捨て感覚で買えるような値段ならば「壊れたら買い換えればいい」わけであり、トンデモメーカーたちもそのあたりは全然気にしていないのだろう。

 本体内部にはSIMカードスロットが2つあり、このサイズでもきっちりとデュアルSIMカード対応になっているのはさずが。てかSIMが1枚では中国じゃ「低機能」と見られちゃうので2スロット化するのは必須なのだ。そしてmicroSDカードスロットも備えている。本体サイズがやや大きめなのも、内部のこの構造をみるとこれ以上小さくするのは難しいからなのだろう。

AoKe-10本体 AoKe-10本体※クリックで拡大画像を表示
ベルトはゴム製 ベルトはゴム製、市販のものと交換できそうだ※クリックで拡大画像を表示
バッテリ バッテリは裏蓋を兼ねている※クリックで拡大画像を表示
デュアルSIMカード対応 このサイズでもちゃんとデュアルSIMカード対応だ※クリックで拡大画像を表示
腕にはめてみた 腕にはめてみた。こうすると腕時計に見えてくる※クリックで拡大画像を表示

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