◎モバイル・ワールド・コングレスでモバイル解析機能を初公開 ナパテック
AsiaNet 52099
共同JBN 0154 (2013.2.20)
【コペンハーゲン2013年2月20日PRN=共同JBN】インテリジェント・ネットワーク・アダプターの世界的大手企業であるナパテック(Napatech)は20日、スペインのバルセロナで2月25日から28日まで開催されるモバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress)における同社の出展内容の詳細を発表した。ナパテックはトンネリング・プロトコルとオンボードPTPサポートを初公開するほか、100Gスループットに加え、通信事業者向けDeepFlow プローブをパートナーのQosmosとともにデモンストレーションする。これらの新機能およびデモによって、ナパテックのアダプター製品が通信業界のミニターリングおよび解析ニーズに応えることが可能であることを実証する。
スマート・モバイルデバイスの普及によって、データトラフィックのスピードが増大するとともに、その容量も急上昇した。通信キャリアは顧客へのサービス性能を確保するために迅速に対処し、効果的な適応を実行しなければならない。イーサネットおよびIPネットワークは極めてダイナミックであり、通信機器ベンダーは高速のモバイル・ネットワークをリアルタイムでモニター・解析(リンク)できる拡張可能なソリューションを必要としている。
ナパテックはこれらの課題に対処する2つの新機能を初公開する。新たなトンネル・プロトコル・サポートはGTPおよびIP-in-IPトンネルから情報を抽出し、モバイル・ネットワーク上で使用されているアプリケーションおよびサービスの効果的な解析を可能にする。ナパテックのアダプター(リンク)は、トンネルそのものではなく、トンネルに内包されたフレームの内容に基づいてフローを識別し、サーバーのマルチCPUコアにインテリジェントに分配する。これにより、ナパテックの製品を使用する通信機器ベンダーおよびその顧客はモバイルデータ解析アプリケーションの性能を向上することができる。ナパテックの既存機能によって、モバイル・ネットワークでのトンネリングの際に頻繁に発生するIPフラグメントを識別し、それを適切に分配することも可能である。
ナパテックはまた、PTPネットワークに直接接続可能な利点を持つ1Gおよび10GアダプターによるオンボードPTPサポートも初公開する。発売が待望されていたこの製品によって、OEMベンダーおよびエンドユーザは時間同期機能をより容易に実装できる。ナノ秒単位の精度を誇るタイムスタンプ機能
(リンク)でモバイル・ネットワークに内在するジッターおよび遅延を精密に計測することが可能である。
ナパテックのエリック・ノラップ社長兼最高マーケティング責任者(CMO)は「トンネリングおよびオンボードPTPサポートは、モバイル・ネットワークのミニターリング製品を開発する必要がある通信機器ベンダーにとって強力な機能である。この新機能によって、われわれはデータ解析をオフロードし、その解析の性能向上が可能となり、これによって当社の顧客は標準サーバーの処理リソースを最適化することに専念できる。これは手ごろな価格で優れたサービスを提供する通信キャリアにとっては不可欠なものである」と語った。
これらの新機能はナパテックの展示ブースで公開デモンストレーションされる。デモの一つでは、Dell PowerEdge R720に搭載されたナパテックのアダプターを使ってパケット損失ゼロの100Gスループットが紹介される。ベンダーのQosmos(リンク)との共同デモでは、高性能のディープ・パケット・インスペクション(DPI)解析ソリューションが標準サーバー、ナパテック・アダプター、Qosmosソフトウエアを使って提供可能なことを実証する。
2月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催されるモバイル・ワールド・コングレス(リンク)で、ホール6、ブース6G82に出展するナパテックにご来場いただきたい。
ナパテックおよび同社製品に関する詳細はウェブサイト www.napatech.comを参照。
▽ナパテック(Napatech)について
ナパテックは、10万以上のイーサネット・ポートの市場導入実績があるリアルタイム・ネットワーク分析のための40ギガビットイーサネット、10ギガビットイーサネット、1ギガビットイーサネット・インテリジェント・アダプターの代表的なOEMサプライヤーである。ナパテックのネットワーク・アダプターはパケット・サイズの大小を問わず、リアルタイム・パケット・キャプチャーおよび転送をフルラインレート・スループットかつパケット損失ゼロで提供する。インテリジェント機能は通常はCPUが行うデータトラフィック処理やパケット解析のオフロードを可能にする。これによってネットワーク・ミニターリング、分析、管理、テスト、測定、セキュリティー、またはサポートされる最適化アプリケーションの処理能力が増大する。ナパテックの販売、マーケティング、研究開発オフィスは米カリフォルニア州マウンテンビュー、米マサチューセッツ州アンドーバー、米ワシントンD.C.、日本・東京、韓国・ソウル、ブラジル・サンパウロ、デンマーク・コペンハーゲンに置かれている。
詳細はウェブサイトwww.napatech.comを参照するか、直接問い合わせを。
ソース:Napatech
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欧州、中東、アフリカ
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+45-4038-3403
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