ドコモ障害で今後の携帯電話業界どうなる?

2011年12月22日 12時50分

 NTTドコモは12月21日、メールサービス「spモード」の一部ユーザーのメールアドレスが別のアドレスに誤って設定されるなどの不具合が起きたことを発表しました。関西地区で発生した伝送路の障害をきっかけに、spモードシステム内のユーザー管理サーバが輻輳。IPアドレスと顧客の電話番号を紐づける処理においてアンマッチが発生したという内容です。


 ドコモでは今回の問題について、「スマートフォン利用者の急増にともなうネットワークの処理能力と処理手順が十分でなかった」と説明しています。また他人にメールアドレスが知られてしまうという点から、「個人情報の流出にあたる可能性もある」としています。


 スマートフォン利用者が著しく増加しているこのタイミングで発生した今回のトラブルは、ネットワークトラフィックや料金の定額制など、今後の携帯電話業界にどのような影響を及ぼすのでしょうか。パネリストの皆さんのご意見をお聞かせください。


  • 手嶋守
    手嶋守さん (株式会社手嶋屋 代表取締役)
    この際スマートフォンをグリグリ使うようなユーザー層にはキャリアメール(@docomo.ne.jp @ezweb.ne.jp 方式)はもういらないんじゃないでしょうか。

    自分はau iPhoneを使っていて、こちらは今回の障害以前の状況で、キャリアメール自体への対応が遅れています。(@ezweb.ne.jpのメールがIMAPで送受信ができる、なかなかマニア向きな仕組みになっています)

    急ぎの相手とはLINEやFacebook Twitterで連絡とります。プッシュ通信をうまく設定すれば即時性もあるし、そんなに困っていません。

    他方、電話番号ベースのショートメール(いわゆるSMS)はとても便利です。今年7月にはどのキャリア宛にも送れるようになりました。ナンバーポータビリティでキャリア変えても番号変わらないし、電話帳登録も楽だし、気に入っています。

    ビジネスの相手とのやりとりは、だいたいこちらを使っています。1通3円かかりますが、お金がかかることでSPAMなどから守られるので、これもビジネス向きだと思います。

    結論としてはこんな感じです。

    「キャリアメールは終息へ向かい、基礎的なサービスであるSMSは相対的に価値が増す」

    2011-12-26 14:04:47

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