功績は、ただただ、夢を見させてもらったという事です。便利、凄いとか高性能、そんな言葉では表せない”夢”をコンピュータの世界に実現してくれました。
思えば、SFの世界ではコンピュータは常に皆に夢を与えたはずですよね。映画の世界の夢やワクワクする抑えられないような気持ちをそのまま現実世界に展開した数少ない天才なのではないでしょうか。
思えば、僕に初めて夢を与えてくれたのは、清水の舞台から飛び降りた意気込みで手にしたSE/30。家で初めて立ち上げたときの感動は今でも忘れられません。マウスでクリックするとアプリが立ち上がる。立ち上がるときのMacの顔が可愛いのなんのって。お正月にあけましておめでとうのメッセージが出たときは、親戚中にみせびらかしました。フリーウェアとの出会いも、そのときでした。
社会人になって初めて買ったPowerBook 540c。ダントツのデザインでした。海外出張が多かったので、世界中540cと一緒。仕事も、さびしいホテルでも540cは僕を支えてくれました。
でも、あまりの期待が故に悲しい別れもありました。僕の恋心を打ち砕き、Macとの決別を決心させた初のCD-ROM搭載モデルIIvi。Macの潜在的なパワーが失われたことを手にして感じてしまいました。何かMacが妥協してるような気がして悲しかった。
そして再び、復縁に踏み切らせてくれたMacBook Air。購買意欲を抑えきれなくて、その場で購入してしまいまいました。(思わず買ってしまう程、魅力のある製品ってなかなかないんですよね)
時代は戻りますが、あまりに高価で触ることもなかったNeXT cube。写真だけの恋でした。あのデザインと”色”には魅了されました。後で、キーボードだけ買って気分だけ味わった思い出があります。
もちろん,意地でもWalkmanを使い続けた僕をSonyと決別させたiPod。タッチスクリーンの新しい世界でびっくりさせたiPhone、iPad。初めてiPhoneが発売された時に、いい年した私がどんなにかワクワクしていたか、皆さんもお分かりになるかと。
自分のコンピュータとの出会いから、ずっと一緒に夢をみせ続けてきたJobsさん。だから、他の経営者の辞任と違って、Jobsさんの辞任のときに思い浮かんだ、いや、沸きあがった感情は、感謝、それだけでした。
ありがとう!!
*iPhone5発売の前にCEO辞任とは、健康状態が本当に心配です。。。奇跡がもう一度起きますように!
2011-08-30 17:39:51