Windows 7発売--PC市場へのインパクトは?

2009年10月21日 22時00分

 Microsoftの新OS「Windows 7」が10月22日についに発売されます。「Windows XP」の発売から約8年、「Windows Vista」の発売から約2年が経ちました。

 今回の発売では、直前にAppleがMac製品を一新するなどの動きもありましたが、Windows 7の注目点やPC、OS市場に対するインパクトなど、パネリストの皆さんはどう見ていますか。


  • 大西宏
    大西宏さん (マーケティング・コンサルタント)
    すごいの一言。なにがって、わざわざOS買うのに並んだ人がいたというニュースが流れていたことです。まったく驚きます。しかし、それはアルバイトを並ばせたのかなと勘ぐってしまうのはマイクロソフトさんのせいではありませんが。

    もうOSは軽くなってさえくれればよい、機能はもうOSに期待していない、それでいいと常々思っていましたが、軽くなった、それはよかったねということ以外に申し上げることはありません。不満の解消では購買欲求はかならずしもつながってこないということです。

    Windows7のできがよければ、PCの買い替え時や買い増し時にはVISTAと違って障害にはならないかもしれないけれど、たまたま購入したPCにXPがインストールされていても、別に不満はありません。

    かつて松下幸之助の水道哲学というのがありました。電化製品がまるで水道のように安くなれば、みんなが購入でき、便利な生活ができるようになる。そんな世界の実現を目指すということですが、いまやWindowsは、水道のように普段意識しない存在となったわけで、産業としても企業としても成功し、成熟したのだから、あとはどんどん安くしてくれればありがたいということでしょう。

    とはいえ、PCメーカー、また流通ではなんらかの刺激策が欲しいでしょうから、販売促進としては歓迎されます。その程度のインパクトならあるのかもしれません。
    2009-10-23 18:12:30

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