富士通、フラッシュメモリ搭載の新型タブレットPCを発表

文:Michael Kanellos(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年03月20日 11時47分

 タブレットPCはほかのコンピュータより、アクシデントで落下する回数が多い。そこで富士通は、従来のハードディスクではなくフラッシュメモリにデータを保存するマシン2機種を開発した。

 「LifeBook P1610」と「LifeBook B6210」は、16Gバイトもしくは32Gバイトのフラッシュメモリドライブを搭載する。P1610の重さは2.2ポンド(約1kg)で、きょう体の大きいB6210の方はさらに1ポンド(1ポンドは約454g)重くなる。P1610はコンバーチブル型で、タブレットPCとしてもノートPCとしても利用できる。タブレットモードでは、キーボードが画面下に隠れる。一方のB6210はタッチスクリーン型のノートPCである。

 フラッシュメモリベースのタブレットPCはまだ多くないが、フラッシュメモリとタブレットPCの相性はよい。フラッシュメモリは容量がハードディスクをはるかに下回るが、消費電力が少ない。

 フラッシュメモリの支持者によると、フラッシュメモリドライブの方が信頼性も高いという。フラッシュメモリを搭載したコンピュータやカメラを飛んでいる飛行機から落としても、データが壊れない可能性が高いという。SanDiskが2006年に買収したM-Systemsは、何年も前からイスラエル軍向けにフラッシュメモリドライブを製造している。

画像の説明LifeBook P1610

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