Btrfs対応モデルが拡大、新バックアップアプリも--Synology NASでデータを守る方法

CNET Japan Ad Special 倉慎一郎2017年03月21日 15時00分

「過去の履歴からのファイル復元」がSynology NASで利用可能に

 本稿をご覧の読者の方の中には、オンラインストレージ「Dropbox」を使った経験のある人も多いだろう。Dropboxが備える履歴機能を使えば、うっかり上書き保存してしまったファイルも、履歴から遡ることで、過去のバージョンに復元できる。PCで扱うすべてのファイルが、Dropboxと同じように、いざという時に復元できる仕組みを備えていればいいのに……そう感じたことがある人は、少なくないだろう。

 このDropboxとよく似た履歴からの復元を、NASの共有フォルダで実現するのが、今回Synology NASに新たに追加されたSnapshot Replicationだ。Snapshot Replicationのメニューから「スナップショット」を選び、対象の共有フォルダおよび実行間隔などの条件を設定しておくと、定期的にファイルのコピー(スナップショットと呼ばれる)が保存される。

 もしファイルをうっかり上書き保存したり、削除してしまったという場合も、過去のスナップショットの履歴を表示し、どの時点の状態に戻すかを指定すれば、その時点の共有フォルダの状態をまるごと復元できるのだ。上書きされてしまうのは都合が悪いという場合は、別名の共有フォルダを作成し、そこに復元することもできる。もちろん、ファイル単体での復元にも対応する。

保存ポリシーの設定で無駄な容量をカット。過去履歴の検索も容易に

 Snapshot Replicationでは、履歴を保存する間隔を自由に指定できる。最短は5分単位で、時間、日などのスケジュール設定に対応している。平日だけや週末だけ、あるいは週に2回や3回といった、自由度の高い設定も可能だ。

 このような説明を聞くと、最初に心配になるのはNASの容量だろう。仮に共有フォルダに100Gバイトのデータがあったとして、仮にそのコピーが1時間毎に作成されたら、単純計算で半日後には1Tバイトを超えてしまう。もしそれが事実なら、NASの容量がいくらあっても足りないことになる。

 しかし実際にはそうした心配はほぼ無用だ。というのも、スナップショットが実行されるたびに必要になる容量は、保存済みのデータとの差分だけだからだ。フォルダの中身を全部捨ててまるごと入れ替えるような極端な使い方でさえなければ、100Gバイトのデータのスナップショットを1時間に1回、そのまま1週間取得しても、追加で必要になるのはせいぜい数Gバイト程度だ。

 もちろん、いかに少ない容量とはいえ、そのまま何カ月もスナップショットを取得し続けると、いつかはNASの容量がいっぱいになり、新規のデータを保存できなくなりかねない。こうした問題をなくすため、スナップショット機能では保持数を指定できる。それを超えると古いスナップショットから削除されるので、消費するディスク容量はつねにほぼ一定の容量で済む。容量がたくさん余っているようであれば数を多めに、あまり余裕がなければ少なめの値にしておけばよい。

 また、定期的に履歴を取得してくれるといっても、何週間や何カ月も前の履歴が、5分単位や15分単位でびっしりと履歴を埋め尽くしていても、かえって探しにくく、なにより容量ももったいない。こうしたことから、Synology NASのスナップショット機能では、最初の12時間は1時間に1つずつ、次の3日間は1日に1つずつ、次の1週間は1つといった具合に、スナップショットの保存ポリシーを設定できる。

 つまり、古いスナップショットをうまい具合に"間引き"して残し、あとから探しやすくすると同時に、ディスク容量も節約してくれるのだ。スナップショットの数で指定するよりも、こちらのほうが扱いやすいだろう。

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