SynologyのNASは、型番の「DS」の直後にある数字が、本体のベイの数=搭載できるドライブの台数を表している。例えば「DS216」であれば2ベイ=2台のドライブを搭載可能ということになるし、「DS415」であれば4ベイ=4台のドライブを搭載可能だ。このように、型番の数字を見るだけで、そのモデルに何台のドライブを搭載できるか、ひいては本体のサイズがどの程度の大きさなのか、容易に把握できるというわけだ。
では今回の「DS916+」は「DS」の直後が「9」なので9ベイかというとそうではなく、本体のベイ数はあくまでも4つだ。残りの5台分は一体どこへ行ったのかというと、これはオプションで増設できる最大台数を意味する。つまり「標準では4台で、最大9台まで増設できる製品」ということだ。
増設と言っても、バックアップ用に接続するUSBハードディスクのように別領域として扱われるのではなく、本体のドライブと併せてRAIDを組むことでひとつの領域として扱われ、電源も連動してオン・オフされるので、実質的に一体化した形で利用できる。本製品は8Tバイトのドライブまで対応するので、合計で72Tバイトまでの拡張が可能ということになる。増設はeSATAケーブルを用いて行う仕組みで、ネジでしっかりと固定するので、うっかり外れてしまう心配もない。
通常のNASであれば、本体のベイが埋まってしまえばドライブ自体を大容量のモデルに換装するしか容量を増やす手立てがないが、本製品であればベイそのものを増やせるので、使っているうちにデータ量が激増した場合でも対応が容易だ。この拡張性の高さにより、増設に対応しないタイプのNASに比べ、長く使い続けられるのは、本製品の利点の一つだ。
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