大画面液晶を搭載したタブレットのGALAXY Tab 10.1 LTEは、その大画面を活用した機能が使いやすい。
Webブラウザは、横1280ドットの画面表示が可能なため、ほとんどのPCサイトがそのままの表示でも見やすい。スマートフォンのように一部分を拡大して読んだりする必要はなく、サイトそのままのデザインで表示できるのは快適だ。
実際に表示してみると、横向きでWebサイトを表示するとテキストも大きく、レイアウトも自然でPCライクな視認性が得られる。ニュースサイトのように縦に長いサイトを見る場合は、本体を縦にすると一覧性が向上する。そのままでも、多少文字サイズは小さくなるが、それでもそのままでも読めるし、画面をダブルタッチすれば拡大表示されるので、さらに見やすくなる。
動画の再生にも適している。なんと言っても1280×800ドットの液晶は、720pのHD動画再生にちょうどいい解像度で、YouTubeのHD動画などは縮小もせずにフル画面で再生できる。
パフォーマンスも1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載して、十分なレベル。メモリは内蔵16GBと豊富にあり、microSDHCカードを利用すればさらに最大32GBまで増設できる。全体的な動作は軽快で引っかかりもなく、なめらかに操作できるので、気持ちよく使うことができる。
普段、ミニノートPCを持ち歩いている人であれば、「軽量でコンパクトに持ち歩ける」ことと「パフォーマンス」が両立しないと感じている人もいるかもしれない。「小さいのだから多少動作が遅くても我慢しよう」と思っているならば、GALAXY Tab 10.1 LTEを使ってみて欲しい。
もちろん、根本的に違うものなので単純な比較はフェアでないかもしれないが、GALAXY Tab 10.1 LTEはどのシーンでも動作はサクサクとしており、簡単に持ち歩けるのにパフォーマンスが犠牲になってない。出先で使う場合、すぐに取りだしてすぐに使えて、しかもすぐに作業が終えられる、というのは大きなポイントだ。その点、すぐに取りだして画面をオン、アプリを立ち上げて処理するという流れがスムーズに行えるのはGALAXY Tab 10.1 LTEのメリットだ。
しかも、現行のタブレット端末の中では最速クラスのCPUを搭載するだけあって、ほかのタブレット端末と比較しても、パフォーマンスに関しては心配ないだろう。
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