iPadにも対応--つながらない場所でも役立つ地図アプリ「MapFan for iPhone」

矢作晃 CNET Japan Ad Special2012年01月18日 13時00分

パートタイムドライバーこそ常時して欲しいカーナビ環境

 MapFanが他の地図アプリケーションと違うポイントとして、あくまでカーナビとして開発が続けられているというところがある。クルマを所有しているユーザーなら、専用のカーナビがコンソールにビルトインされていることが多いかも知れないが、昨今の報道が示すように、個人が所有しなくなったという意味でのクルマ離れも否定できない。残念ながら筆者も都内住まいのためにクルマを手放して10年以上がたってしまった。それでも、仕事やレジャーで必要になればハンドルを握る機会も少なくない。また、田舎がある人にとっては盆暮れの帰省などでは親に代わってクルマを運転する機会もあるだろう。親戚への挨拶回りやお使い、観光など、行ったことがない場所へ足を運ぶ機会も多くなることだろう。そうしたパートタイムドライバーが常備すべきカーナビとしてこそ、MapFanは選ぶべきAppと言えるかもしれない。もちろんレンタカーなどでは専用カーナビが付随しているケースもあるかも知れないが、車種ごとに操作方法が違う場合が多い。使い慣れるという点でMapFanの利用に絞り込むことはメリットがある。カーナビとして開発されているからこそ、専用カーナビの縮小版としてではなく機能面でも遜色なく使いこなすことができるというものだ。今回のバージョンアップでも、ルート探索結果情報に所要時間、到着時刻、高速道などの通行料金に加えて総距離表示が追加された。ルート案内中の残距離と到着予想時刻表示にも対応するようになり、カーナビとしての機能もさらに強化された。

 もちろんこうしたパートタイムドライバーの場合には、MapFanを車内で利用する際のiPhone、iPadの操作スタイルには一層の注意を払わなければいけない。完全に固定できるカーマウントキットなどを導入することを心がけよう。運転中の携帯電話操作は法令違反でもあるとともに、絶対に起こしてはいけない交通事故にもつながる。助手席に人がいる場合には助手席の人に操作してもらうというのは有りかもしれないが、どういった使い方をするにせよ、カーマウントキット利用の徹底など、安全運転への心構えを絶対に忘れてはいけない。

 ナビゲーション機能については前述したとおり、通信を使って最新ルートデータでナビゲーションルートが検索できる。検索結果は「高速(有料)道路利用」「一般道利用」「簡易歩行者/自転車」の3種類。1画面ごとに全体ルート、所要時間、到着予測時刻、距離、料金を表示して、タブ切り替えで比較が可能だ。走行時のルート案内は音声ガイドや交差点拡大など、標準的なナビゲーションが行われる。ただし、簡易歩行者モードでは音声案内や、オートリルート機能などは使えない。操作面ではiOSの直感性を生かした、ピンチイン/ピンチアウトによる地図画面の縮尺変更や、タップによる画面上のズームアップなどが利用できる。

 そのほかバージョンアップで大幅に強化されたのは周辺スポットの検索ジャンルだ。これまでの、駅、銀行、ガソリンスタンド、駐車場、コンビニ、ファミレス、グルメ情報といったいわゆる定番と言われるスポットのほか、観光スポット、レジャースポット、温泉施設やショッピングモール、道の駅などドライブに役立つジャンルが追加されている。

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