iPadにも対応--つながらない場所でも役立つ地図アプリ「MapFan for iPhone」

矢作晃 CNET Japan Ad Special2012年01月18日 13時00分

3月末まで無料で利用できる「MapFan for iPhone 東北特別版」

 MapFanは2012年3月に発生した東日本大震災をうけて、2011年3月31日までの期間に無償配布が行われた。被災者、あるいは被災者でなくとも、その際に初めて入手したというユーザーも多いことだろう。現在は被災者支援の一環として「MapFan for iPhone 東北特別版」が期間限定で無償提供されている。製品版に対して異なるのは、地図収録対象エリアが東北6県(青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島)+茨城県となっている点、アプリケーションの利用期限が3月31日までに限られている点だ。利用期限日以降は、アプリケーションは利用保証外となり、オンライン機能は利用できなくなる。バージョンアップ等のサポート、利用期限日以降の再ダウンロードもできなくなるが、被災者の方で必要な方は、ぜひこれを機会に利用してみていただきたい

 またApp Storeの場合は購入前に試用する機会がないため、購入前にMapFanの使い勝手や操作感を試してみたいという人はこの機会を利用して、まずこの東北特別版をダウンロードして体験をしてみるのがいいと思われる。ただし東北特別版のバージョンは1.5ではなく、1.0となるためiPadへの表示最適化、横画面への対応など、Ver.1.5での追加要素は含まれていない。体験する際は、本稿とあわせて読んでいただくことで、Ver.1.5の予習としてもらえればありがたい。

 MapFan for iPhone Ver.1.5は、iOS4.3以降がインストールされたiPhone 3GS以降の各iPhone、またはiPad全モデル、またはiPod touchの第三世代以降の16Gバイト以上のモデルが必要だ。インストール時は端末側に約4Gバイトの空き容量を必要とし、インストール後は約1.9Gバイトの容量を占有する。既存のユーザーは、無償アップデートの対象になる。

 インストール済みのiPhoneからもアップデートを行うことはできるが、20MBという3G回線での転送制限容量を超えているためにWi-Fi接続が必須。iTunes経由にせよiPhoneからの更新にせよ、腰を落ち着けて作業をするのがいいだろう。もちろん新規に購入する場合も同様である。1.9GBというダウンロードをともなうので、母艦となるMacやPCのiTunesで購入手続きを行い、iPhone、iPadなどの対応デバイスへと同期して使い始めることをおすすめする。

 バージョンアップにあわせて、地図データも2011年8月末の全国データに更新されており、Ver.1.5では、その時点の全国の詳細地図、道路地図が利用できる。残念ながら地図データだけの更新は現状のiTunes Storeの仕組みでは難しい(※一部の修正だけであっても、アプリケーション全体の更新になってしまう)。また容量的な面でも前述したように大容量のアップデートとなるので、頻繁におこなわれることはユーザー側にも負担が大きい。タイミングとして、今回のようなアプリケーションのアップデートにあわせて地図データの更新も行うというのが現実的な対応となっている。

> > MapFan for iPhoneのダウンロードはこちらから

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