ゴーガの地図ソリューションを採用した事例は数多くある。たとえば移動体を表示するといっても、車だけとは限らない。営業担当者や保守担当者の移動状況をチェックするというものもあれば、マラソンランナーの移動の様子を地図上で観戦するような使い方もある。
店舗情報も新規出店だけでなく、既存店の売り上げや来客数といった情報と組み合わせたり、店舗の外観や内装といった画像情報も活用することで、成績がよい店舗の特徴が見えてくるというようなこともある。単純な売り上げ比較だけでなく、新しい切り口で店舗を見るためのツールになるわけだ。
最も身近な活用方法としては、店舗や事業所の位置をウェブページ上で表示するような方法だろう。従来は他社サービスを利用していたり、自社作成した静的で簡略な地図を利用していたりする企業が多かったが、できれば Google Maps の方がユーザーにとって使いやすい。見慣れたものであり、うまく地図アプリに引き渡してやる仕組みを使えば位置を確認するだけでなくたどり着くまでのナビゲーションとしても利用できる。
ゴーガでは「GOGA Store Locator」という名前で、店舗検索サイトを簡易に構築できるサービスを用意している。手持ちの店舗情報が入ったデータをアップロードすれば、最短30分で稼働できるという迅速さだ。サイトに埋め込むにあたって見た目や色を整えたりしても、1日かからずに利用開始できる。さらにスマートフォン地図も標準対応しており、PCサイトとスマートフォンサイトを共通のデータベースで同時に管理できるのは、ウェブ担当者には大きな魅力だろう。
Google Maps をビジネスに活用できるものとして「Google Maps for Business」は非常に有用だが、中小企業にとってはライセンス価格が高額なのも確かだ。「Google Maps API for Business」の利用料金は年間で100万円からとなるため、コスト面で手が出ないという企業もあるだろう。
公開サイトで位置を表示するだけならば無料の Google Maps API も利用できるが、アクセス数が多いページには向かない。またサービスの保証がないことや、競合企業の広告が出る可能性もあるので、業務利用には向かない。イントラネットやエクストラネットでの利用、有料会員サイトでの利用といった使い方をしたいならば、無料の Google Maps API の利用規約からは外れてしまう。ビジネスで本格的に活用するならば「Google Maps API for Business」の契約が必須となる。
ゴーガでは、こうした悩みをクラウドサービスで解決している。たとえば先に紹介した「GOGA Store Locator」は、実は自社で「Google Maps API for Business」のライセンスを購入するよりもずっと安価に利用可能だ。それほど多くない店舗の位置を表示するだけでよいけれど、見えなくなるようなことがあっては困る、という企業にとっても導入しやすくなる。簡単に導入できるうえに、大手企業でも利用されているので、専任のウェブ担当者が知恵を絞って作りこまないとできない機能が、最初から用意されている。
小規模な利用からはじめることができ、大規模な活用まで成長できる、これからの業務システムの基本スタイル。手持ちの情報を新しい切り口で使うためのツールとして「Google Maps API for Business」を利用したい企業にとってゴーガは頼もしい存在となっている。
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