ServersMan@VPSをアプリ開発の現場で使ってみた

企画特集 : ServersMan@VPS(ドリーム・トレイン・インターネット)

ServersMan@VPSをアプリ開発の現場で使ってみた

CNET Japan Ad Special2010年7月5日 11時00分

■VPSにグループウェアを導入

 いよいよAipoのインストールを行う。「SourceForge」のサイト(http://sourceforge.jp/projects/aipo/releases/)などからアプリケーションをダウンロードする。なお、ServersMan@VPSはCentOSをベースにしているため、 ダウンロードするのはLinux版のパッケージとなる。

 次に、ダウンロードしたファイルをサーバにアップロードする。ここで、FTPクライアントなどを用いて、アップロードを行う場合は、BlueOnyxの管理画面の左側で「ネットワークサービス」の「FTP」をクリックし、「FTPサーバを有効にする」を選択しておく必要がある。

「FTPサーバを有効にする」にチェックを入れておく。(画像クリックで拡大表示)

 Aipoのインストールはコマンド操作で行う。BlueOnyxの管理画面で一番右にある[Remote Access]を選択し、画面中央の[Launch Mindterm]ボタンをクリックしよう。すると、ターミナルが表示され、コマンドでサーバを操作できる。まずは、ユーザー名とパスワードを入力して、ログインを行う。さらに「su」コマンドでrootユーザーになり、先ほどサーバにアップロードしたファイルの解凍とインストールを行っていく。なお、Aipoのインストールの前に、プログラミング言語のコンパイラやライブラリ「gcc」「readline-devel」「zlib-devel」「make」をあらかじめインストールしておこう。「Aipo5.0.2.0インストール終了」と表示されたら、インストールは完了だ。

ServersMan@VPSで「Standardプラン」と「Proプラン」でご提供しておりますエンジニアセットをご利用されているお客様へ

■発生する事象
記事内容の手順でインストールを行ってもaipoが起動しない。

■対応方法
Aipo5がデフォルトで想定している文字コードがutf8であるため、エンジニアセットで利用するためにはeucに変更する必要があります。
※また、tomcatを利用されている場合はポートが重複するため、インストールに成功してもAipoの起動に失敗することがございます。ご了承ください。

対処方法といたしましては下記の通りです。
(1)aipo/bin下の install.confのenc_str=を 「utf8」から「euc」に変更する
※tomcatを利用しているユーザはポート重複を回避するために、さらに下記の書き換えが必要です。

(2)aipo/tomcat/conf/server.xmlの117行目付近を修正
・デフォルトで記載されているコード
―――――――――――――――――――――――――――――――――
<!-- Define a Coyote/JK2 AJP 1.3 Connector on port 8009 -->
<Connector port="8009"
―――――――――――――――――――――――――――――――――

・修正いただくコード ⇒ 「Connector port」からなる番号を修正いただきます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
<!-- Define a Coyote/JK2 AJP 1.3 Connector on port 8009 -->
<Connector port="8008"
―――――――――――――――――――――――――――――――――
上記のように8008など、ポートが重複しないように変更いただければ利用可能となります。

[Launch Mindterm]ボタンをクリックして、ターミナルを起動。(画像クリックで拡大表示)
コマンドを入力して、Aipoのインストールを行う。(画像クリックで拡大表示)