企画特集 : ServersMan@VPS(ドリーム・トレイン・インターネット)
月額490円のVPSが登場、「ServersMan@VPS」を早速レビュー
■転送速度は良好、転送量は無制限
VPSやクラウドを利用する際に価格と並んで気になるのが、転送速度やレスポンスだ。 国内サーバーのメリットは、国内向けサービスで利用した際のレスポンスの良さが上げられる。今回は、「Interarchy」というSSHクライアントを使って速度を測定してみた。
海外にはAmazon EC2やGoogle App Engineなど著名なクラウドサービスが多数存在するが、いずれのサービスも海外にあるということだけで、早くても100msecから200msec程度のレイテンシーが 発生してしまう。
ServersMan@VPSのデータセンターは都内に設置されているというだけあって、10〜15msecと良好なレスポンスが得られている。
実際にVPSをWebサーバーとして利用し、多人数向けにWebアプリケーションサービスなどを提供する場合には、サービスの内容やコンテンツ、利用者数の増加に応じて、適切なサーバーを検討することになる。
利用者が急増していく過程では、サーバーに代表されるプラットフォームの利用料も急激に膨らんでいく可能性は高いので、日々チューニングを加えたり、都度環境の再検討を行うことになる。特にトラフィックの処理については、サーバーのスペックもさることながら、サーバーが置かれているデータセンターのネットワーク環境も重要だ。
ServersMan@VPSはプロバイダーサービスを提供しているDTIのデータセンターに設置されている。プロバイダーサービスでは、データセンターに入ってくるトラフィック(下り)が多い。ServersMan@VPSのようなサーバーサービスは、データセンターから外に出る(上り)トラフィックが多い。プロバイダーサービス用に整えている潤沢なネットワーク環境を利用できる点からも、ServersMan@VPSの通信速度には期待ができそうだ。
試しに一般的なユーザー環境とも言える、フレッツ光回線の通信環境にWi-Fi接続したノートPCからファイル転送のテストをしてみた。BNRスピードテストでは、下り40Mbps弱、上り30Mbps弱程度の値が出ている。
2種類のファイルを送受信してみたところ、100MBで20秒、500MBの場合では、1分半程度で送受信を完了することができた。
これはWi-Fiのスピードがそのまま全行程で維持できていることになり、とくにサーバー側にボトルネックは存在しないということを表していると考えられる。一部のVPSサーバーではデータ転送量に上限を設け、それを超えると別途課金されるケースもあるが、ServersMan@VPSでは転送量も原則無制限である点も安心だ。
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