Appleの人気イヤホン「AirPods」の一部モデルはまもなく、左右のステムを同時につまむことで、対面の場でのリアルタイム翻訳ができるようになるかもしれない。
9to5Macなどの報道によると、Appleの「iOS 26」開発者向けベータ6に、このタッチジェスチャーを示す画像が含まれているという。画像では、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語などの単語とともに、AirPodsに対するジェスチャーが表示されている。Appleは6月、「メッセージ」「FaceTime」「電話」などのアプリに導入予定のリアルタイムAI翻訳機能を発表していた。
一方、AirPodsでのリアルタイム翻訳については具体的に言及していない。3月の報道では、この機能が開発中であることが示唆されていた。9to5Macによると、この機能はAirPods Pro 2と第4世代AirPodsで動作する可能性が高いという。リアルタイム翻訳がAppleのさまざまなデバイスで利用可能になるのか、あるいは同社が今後投入する「iPhone 17」(仮称)シリーズなどの新製品に限定されるのかは不明だ。
Appleはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
Appleがリアルタイム翻訳機能を早期に提供することを選択した場合の1つのシナリオは、9月に発表が見込まれるiPhone 17で「Apple Intelligence」の目玉機能にするというものだ。一部の推測どおり、翻訳処理をAirPodsではなくiPhone側で行うなら、そのタイミングでソフトウェアアップデートを配信し、AirPodsの一部モデルで翻訳機能を使えるようにする可能性がある。
同社は、iPhone 17がこうした魔法のようなことを実現するAI機能とハードウェアを備えた、初のApple製デバイスだと宣伝するかもしれない。
ただし、その場合は批判を招くおそれもある。サムスンのスマートフォンは、2024年の「Galaxy S24」から通話のリアルタイム翻訳に対応しているからだ。またMetaの「Ray-Ban Metaスマートグラス」にもリアルタイム翻訳機能があり、Googleの「Pixel Buds」という2017年にさかのぼる製品もある。
9to5Macこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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