Appleは音声アシスタント「Siri」と複数の人気アプリを連携させる新機能をテストしていると、Bloombergが報じている。これらのアプリには「Uber」「Facebook」「YouTube」が含まれるとされる。これにより、サードパーティー製アプリの機能を音声コマンドで操作できるようになる見込みだ。
このテストは、Appleが「App Intents」を活用して自社のOSや純正アプリ以外にもSiriの機能を拡張するもので、2026年春の改良版Siri公開という目標に向けて進められている。例えば、「Instagram」にコメントを投稿したり、音声だけで購入手続きをしたりできるようになる可能性がある。現状では、多くのサードパーティーアプリでこうした操作はできない。
この報道についてAppleにメールで問い合わせたが、返信はなかった。
Appleは2024年に強化版Siriの機能を発表したが、リリースは延期され、2027年まで実現しない可能性もある。BloombergのMark Gurman氏によると、特に健康管理アプリや銀行アプリなど、過失によって高額な損失や深刻な影響が生じる可能性のある分野で適切に機能するかどうかについて、社内のエンジニアらが懸念しているという。
Gurman氏は、もしAppleがこれを成功させれば、「新たな音声主体のインターフェース」となり、「多くのユーザーにとって予想外の人気機能になる可能性がある」としている。
Bloombergこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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