Appleは米国時間7月15日、米レアアース生産企業MP Materialsと5億ドル(約740億円)の複数年契約を締結したと発表した。米国内でのレアアース供給を確保する狙いだ。
契約の下、Appleはテキサス州にあるMP Materialsの工場「Independence」からレアアース磁石を調達する。同工場ではApple製品用のネオジム磁石製造ラインを新設予定だ。磁石の出荷開始は2027年を見込む。
両社はまた、カリフォルニア州にレアアースのリサイクルラインを構築し、使用済み電子機器や産業廃棄物から回収したレアアース原料を回収してApple製品向けに再加工する。磁石の性能向上に向け、新たな材料や加工技術の開発にも取り組むという。
これは、今後4年間に5000億ドル(約74兆円)以上を米国で投資するというAppleの計画の一環だ。
同社の最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は、「レアアース材料は先端技術の開発に欠かせない素材であり、今回の提携は、米国におけるこの重要な素材の供給強化に役立つ」と述べた。
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