Metaが「ChatGPT」開発元のOpenAIから複数のAI研究者を引き抜いたと、米メディアが報じている。
The Wall Street Journal(WSJ)は米国時間6月25日、Metaの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏が、OpenAIに勤めていたLucas Beyer氏、Alexander Kolesnikov氏およびXiaohua Zhai氏を引き抜いたと報じた。3人はMetaで「超知能」の開発に加わるという。OpenAIの広報担当者はWSJに対し、この3人が退職したことを認めている。
3人は2024年にOpenAIに加わってチューリッヒオフィスを立ち上げており、その前はGoogle DeepMindに勤めていたという。
また翌26日には、Metaが影響力あるOpenAIの研究者Trapit Bansal氏を引き抜いたと、TechCrunchが報じた。同氏は超知能開発チームで推論モデル開発に携わるという。同氏のLinkedInページでは2022年にOpenAIに入社、2025年6月に退職となっている。
6月上旬には、Zuckerberg氏がAI開発を加速するために専門家らを新たな超知能開発チームに勧誘しており、約50名の起用を目指しているとBloombergが報じていた。このチームは、人間と同等またはそれ以上にうまくタスクを遂行できる汎用人工知能(AGI)の達成を主な目標としているという。
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