「AirPods Max」対抗か--Nothing、新カテゴリーの「Headphone (1)」も7月発表へ

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 編集部2025年06月06日 09時11分

 7月は英国のテクノロジー企業Nothingにとって重要な月になる。同社は「初の真のフラッグシップ」となる「Nothing Phone (3)」だけでなく、新しいオーディオ製品「Nothing Headphone (1)」も発表する予定だ。

Headphone (1)とPhone (3)を予告するスライド 提供:Katie Collins/CNET
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 Nothingの創業者で最高経営責任者(CEO)のCarl Pei氏は現地時間6月5日、SXSW Londonの壇上でHeadphone (1)を7月1日に発売すると語った。「これは当社初のオーバーヘッド型ヘッドホンだ」と同氏は述べ、「多くのユーザーから求められてきた」とした。

 このヘッドホンに関する予告やうわさは以前からネット上で流れており、Nothingの製品デザインチームは動画の中で、この新製品はAppleの「AirPods Max」に匹敵する音質を持ちながら価格ははるかに安いと主張している。現時点で分かっている情報は多くないが、Nothingは5月、英オーディオ企業KEFと今後の製品に向けて提携したと発表している。今のところHeadphone (1)がその提携による製品なのかは確認されていない。

 Nothingにとってオーディオは決して新しい分野ではない。実際、同社が初めて投入したハードウェア製品は、透明なデザインで注目を集めたイヤホン「Nothing Ear (1)」だ。Pei氏は、市場参入が遅く差別化が必要だった同社にとって、デザインへのこだわりは「必然」だと語る。同氏はNothingのデザイン言語について、「われわれはそれをtechnical warmth(テクノロジーのぬくもり)と表現している」と説明した。「一見すると部品はとても機械的だが、少し深く見ていくと楽しい要素がたくさんある」

 Pei氏はまた、今後同社が目指す方向についても示唆し、「スマートフォンは現時点で最も重要な製品だが、永遠に最重要であり続けるわけではない」と語った。同氏は各社が市場に投入する新しいフォームファクターに注目しているが、Nothingこそが次のキラー製品を見つける会社でありたいと考えている。

 「今後5年間で成功と言えるのは、われわれがその新しいフォームファクターを本当に見つけ出すことだ」と同氏は語った。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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