Metaのデータセンターは2027年より原子力発電所から電力を調達する予定だ──。
FacebookとInstagramの親会社であるMetaは、AI事業を支えるために原子力発電を利用することになる。
同社は米エネルギー大手コンステレーション・エナジーと、イリノイ州のクリントン原子力発電所から電力供給を受ける20年契約を締結した。Metaのデータセンターは2027年から、同原発が生み出す安定した電力を活用し、同地域でのAI関連業務を支える。
「AIの将来的なエネルギー需要を見据えると、信頼性が高く安定供給が可能な原子力の価値は計り知れない」とMetaは述べた。
Meta AIをはじめとする生成AIモデルは、膨大なデータの処理と分析に大量の電力を要する。同社は先日、広告の購入から制作までを全面的に自動化できるAIシステムの開発を進めていることを公表したばかりだ。
WhatsAppも傘下に持つMetaは、今回の契約により、AI時代の電力確保策として原子力を活用するテック業界の潮流に加わった。2024年にはAmazon、Google、Microsoftも相次いで原子力由来の電力調達計画を発表している。
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