Visaワールドワイドジャパン(Visa)は6月4日、日本国内のクレジットカードによるタッチ決済の普及状況を発表した。
発表によると、2025年3月末時点の調査で、Visaカードを使った対面取引に占めるタッチ決済の割合が52%に達した。2023年3月時点の25%から2年間で倍以上に伸びた。
日本では長年、FeliCa規格の電子マネーが普及しており、クレジットカードのタッチ決済導入が欧米に比べて遅れていた。一方で近年のインバウンド需要や非接触決済へのニーズの高まりを背景に、加盟店が相次いでタッチ決済端末を導入したことも普及を後押しした。
タッチ決済対応カード枚数も増加している。2023年3月に約1億枚だった対応カードは、2025年3月時点で約1億5000万枚にまで増加した。前述の加盟店側での対応拡大もあわせ、日常的に「タッチして支払う」環境が日本でも整った。
さらに、関西圏や東京圏などの私鉄や地下鉄では、タッチ決済による公共交通機関への乗車も可能となるなど、タッチ決済の利用シーンは拡大している。
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