ソニーグループとバンダイナムコホールディングスは5月8日、Gaudiyへ総額100億円を出資し、3社でエンターテインメントとテクノロジー領域における戦略的パートナーシップを開始することを発表した。
Gaudiyは、「ファン国家」をビジョンに掲げるWeb3のスタートアップで、エンターテインメント企業にファンとIP(知的財産コンテンツ)をつなぐ共創型のコミュニティプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を提供している。
ブロックチェーンやLLMなどの先端テクノロジーを活用しながら、2025年には、会員登録者数1950万人・海外利用率99%のアニメ・マンガコミュニティサイトを運営するMyAnimeListをグループ傘下に加えた。
3社は今回の戦略的パートナーシップで、「グローバル」「IP創出・次世代クリエイターの育成」「データ利活用」「ブロックチェーン」「生成AI」の5つの重点テーマに取り組む。
3社が有する強みとアセットを掛け合わせ、世界中のIPファンにより面白く、より新しい、次世代のエンターテインメント体験を届けるという。エンターテインメント業界の新たなエコシステムを創ることをともに目指すとしている。
なお、今回の出資はGaudiyにとって、プレシリーズCラウンドという位置づけ。同社は加えて、株式交換により、アカツキ、アニメタイムズ社、コアミックス、講談社、集英社、小学館、ブシロードの7社が新たに株主として参画すること、2ndクローズとして年内に同一評価額で追加調達する予定があることを明かしている。
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