東京や大阪で「偽基地局」出現か--クレカ情報抜き取りも 総務大臣「混信事案を把握」

 東京や大阪などの都市部で「偽基地局による違法な電波発信が確認された」とSNSで話題になっている。

偽基地局から発出されたSMS(出典:電波やくざ氏) 偽基地局から発出されたSMS(出典:電波やくざ氏)
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 電波やくざ(@denpa893)氏の投稿によれば、偽基地局から送付されるSMSは「クレジットカードが使えなくなった」という偽の通知を含み、URLへのアクセスを促す場合がある。これにアクセスすると個人情報が盗まれる可能性がある。また、タイで摘発された偽基地局事件と類似性も指摘されている。






 また、電波やくざ氏らSMSユーザー有志の実地調査によって、東京だけでなく大阪や京都でも複数の偽基地局が確認されているという。電波やくざ氏は「京都は景観条例によって基地局の電界強度が弱く、偽基地局からの高出力電波発射でかなり影響を受けている」とも注意喚起している。

総務大臣「混信事案が発生していることを把握」

 こうした一連のSNSの話題について、総務大臣を務める村上誠一郎も定例会見で記者の質問に答える形で言及。「SMSで話題となっていることは把握しているが、投稿の真偽の回答は差し控える」と前置きしつつ、次のように述べた。

総務大臣を務める村上誠一郎氏 総務大臣を務める村上誠一郎氏
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 「都内周辺等で携帯電話サービスへの混信事案が発生していることは把握している。現在、関係機関と連携して対応に当たっている。総務省では引き続き、誰もが安心して電波を利用できる環境の確保にしっかりと取り組んでまいりたいと考えている」

総務大臣のコメント全文 総務大臣のコメント全文
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