グーグルは4月9日、スマートフォン「Google Pixel 9a」を発表した。同日から予約を受け付け、4月16日に発売する。
ストレージが128GB、「Google ストア」での販売価格(以降、価格は全て税込)が7万9900円のモデルと、256GBで9万4900円の2つのモデルを用意。黒系の「Obsidian」、白系の「Porcelain」のほか、前モデル「Pixel 9」で採用したピンク系の「Peony」に新色「Iris」を加えた4色を展開する。同色の専用ケースも4900円で用意する。
Pixel 9aは、本体サイズが高さ約154.7mm×幅73.3mm×奥行き8.9mm、重さが約185.9g。約6.3インチでアスペクト比20対9のpOLED「Actua」ディスプレイ(1080×2424)を採用し、最大輝度は1800ニト(HDR)および2700ニト(ピーク輝度)、リフレッシュレートは60~120Hz。従来モデル同様ディスプレイの角に丸みがある仕様を継続する。
メモリーは8GB RAMで、プロセッサーは2024年8月に発表した「Pixel 9/9 Pro/9 Pro XL/9 Pro Fold」同様の「Google Tensor G4」。セキュリティ向けの「Titan M2」も搭載し、Pixel端末向けのVPN(Virtual Private Network)機能となる「Google VPN」も利用できる。nanoSIMとeSIMは一つずつ利用できる、デュアルSIM対応モデルだ。
カメラ機能は、背面は2眼構成。約4800万画素で絞り値f/1.7、画角82度の広角カメラと、1300万画素で絞り値f/2.2、画角120度のウルトラワイドカメラを備え、Aシリーズのスマホとして初めてマクロフォーカスに対応し、最大8倍の超解像ズームが可能。前面は1300万画素、絞り値f/2.2、ウルトラワイド画角96.1度となる。
「ボケ補正」「編集マジック」「消しゴムマジック」や、撮影者を交代しても自然なグループ写真にできる「一緒に写る」、全員笑顔の「ベストテイク」など、AIを活用する機能も搭載。夜景モードの「天体写真」機能も、Aシリーズとして初めて搭載するとしている。
バッテリーは5000~5100mAhで、急速充電とワイヤレス充電にも対応。OSとセキュリティアップデートはGoogle ストアのデバイス販売開始日から7年間提供する。日本向けモデルでは引き続き「FeliCa」も対応する。
Pixel 9aは、卓越した価値を提供すると位置づけられた、「Pixel Aシリーズ」の新モデル。通話を録音して内容を要約する「Call Notes」といった一部機能は、発売時点では非対応となる。
Google プロダクトマネジメント ディレクターのSoniya Jobanputra(ソニヤ ジョバンプトラ)氏は、Pixel 9aについて、「Aシリーズの伝統を引き継ぎ、AI機能を含むPixel 9の本質的な体験を手頃な価格で提供する」と話す。また、カメラバーを省いた点を「カメラモジュールがより低い位置になったため、より小さいデザインを採用できた」と説明した。
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