ついに任天堂の新型コンソールが登場する時が来た。初代「Nintendo Switch」の発売から8年、待望の後継機「Switch 2」の詳細が4月2日夜、ついに明らかになる。
初代Switchは、「Switch Lite」や有機ELモデルといったバリエーション展開で人気を集め、さらに「マリオ」「ゼルダ」「どうぶつの森」など、任天堂独自の人気シリーズを遊べる唯一のプラットフォームとして支持されてきた。
初代Switchが登場してから、ゲーム界は進化を続けている。いまでは4KグラフィックスやVR、ストリーミング、ゲームのサブスク、そしてソーシャル要素などが、より多くのゲーマーにとって重要になっている。新型Switchは「Xbox Series X」や「PlayStation 5」などの競合機に追いつきつつ、家族向けで携帯性もある、誰もが手に取りやすいフォーマットを維持できるかが注目されている。世界中のゲーマーが、次に任天堂がどのような発表をするのかを心待ちにしている。
米CNETの新たな調査では、米国の成人ゲーマーの半数以上(58%)がSwitch 2の購入に関心を持っているが、検討する点もあることが分かった。具体的には、27%が「手頃な価格」を求めているほか、任天堂の新作ゲームや技術面の進化も期待されている。
長年待ち続けてきた任天堂ファンは、新しく進化したシステムを手にする準備ができている。果たしてSwitch 2はその期待に応えられるのか。
ここからは米CNETによる新たな調査の結果と、ゲーム担当編集者による注目のポイントを紹介する。
米CNETの調査によると、自分をゲーマーだと認識するZ世代の70%、ミレニアル世代の71%が、今度の新型Switchに興味を持っている。特に興味深いのは、Z世代が何を求めているかという点だ。
Z世代回答者のほぼ4人に1人(23%)が、任天堂の新作ゲームを期待しており、30%がより大きな画面や高品質なグラフィックスなどの技術向上を望んでいる。とはいえ、購入判断で最も大きな要素として挙がったのは「手頃な価格」(31%)だった。米CNETのエディター・アット・ラージでゲーム機器などを担当するScott Stein記者は、これらの結果に驚きはないという。
「Switch 2の存在意義を裏付ける結果と言える」とStein記者は話す。
ここからはZ世代のゲーマーや米国の成人ゲーマー全体がSwitch 2への買い替えを決める際に重視している点を詳しく見ていき、専門家の見解を紹介する。
ほかのゲーム機と比べて任天堂の製品はそれほど高価ではなかったため、予算を抑えたい層にとっては500ドルのXbox Series Xよりも手を出しやすい選択肢だった。Stein記者はSwitch 2の価格が400ドル程度になると予想しており、Z世代がゲーム機にあまり高い出費をしたくないなら、この価格は受け入れられる可能性が高い。なお初代Switchは発売当初、300ドルだった。
「Z世代はテクノロジーの状況をよく分かっていて、高額を払いたがらない」とStein記者は言う。「Switch 2は中間くらいの価格帯を狙えるかもしれない」
また、Z世代が任天堂の定番ゲームを好むなら、新型Switchを買う可能性は高い。ただし、大手パブリッシャーが人気タイトルをどの程度Switch 2に対応させるかによっては、値段に見合うかどうかの判断が分かれるかもしれない。
特に若いゲーマー世代であるZ世代は、新型Switchに高解像度グラフィックスを期待している。これはPlayStationやXboxなどハイエンドゲーム機への期待と同様だ。この世代は初代Switchが出たときまだ若かったため、今回初めて任天堂のグラフィックスや機能について意見を持てる状況になったとStein記者は語る。
さらにZ世代は、Switchならではの特徴にも注目している。
例えば、任天堂は「Joy-Con」をマウスのように使う可能性を示唆している。これが購買の決め手になるかは分からないものの、Z世代は何か変わった要素を求めていて、それに値段に見合う価値を感じられれば買うだろうと、米CNETのシニアレポーターであるDavid Lumbは言う。
若い世代はコンソールの価格を気にする一方で、Switch 2を検討するうえで重視しているのは提供されるゲームだ。「自由になるお金があるZ世代は、さまざまなゲームを買うのではなく数本のゲームに絞り、そこに少しお金をかける傾向がある。友人関係がこうした1~2本のゲームを基盤としている場合は特にそうだ」とLumb記者は話す。
Lumb記者はまた、Z世代はSwitch 2の価格に見合うほどゲームが提供されるかを様子見する可能性があるとも指摘する。友達と遊ぶ定番ゲームがすでにあるためだ。
とはいえ、この世代はサブスクリプションやゲームへの支出が最も多い層でもある。
Z世代は平均して月56ドルをサブスクや新作ゲームに費やしており、米国の成人ゲーマー全体の月平均35ドルと比べるとかなり高い。1年で252ドルも差が出る。
これには新作ゲームの代金やサブスク代だけでなく、1年に1本だけ購入したゲームの課金(外見やアップグレード、アイテムなど)が含まれる可能性もある。
米国の成人ゲーマーの半数以上(58%)がSwitch 2の購入に関心を持っている。一体なぜだろうか。
Switchを愛好するゲーマーにとって、このフォーマットとゲームは楽しく、そろそろ次の世代に移りたいという気持ちがあるからだとLumb記者は言う。
「みんな次のバージョンがどうなるかワクワクしているだけで、必ずしも全員が買うというわけではないだろう」とLumb記者。米国の成人が新型Switchを買う決め手として挙げている点は、以下の通りだ。
Lumb記者とStein記者によると、Switch 2には大幅な変化は期待しないほうがいいという。2日の映像配信「Nintendo Direct」で詳しく発表されるだろうが、ここでは調査結果や専門家の意見を踏まえて、期待されるいくつかの可能性を挙げておく。
価格に加えて、購入の決め手となるのは「技術の進化」と「ゲームのラインアップ」だ。とはいえ、その両方を実現するには、任天堂以外のメジャータイトルにも対応できる性能が必要になる。
任天堂はXboxやPlayStationほど性能重視ではなく、むしろ独自のゲーム体験を重視しているとLumb記者は言う。
「任天堂は常に最新かつ最強のグラフィックスという方向性より、独自のスタイルを追求してきた。しかし初代Switchではハイエンドゲームの移植という点で苦戦したため、次のモデルではこうしたゲームを十分に確保できる程度の性能向上が期待される」とLumb記者は話す。
現状、任天堂はクラウドセーブやオンラインマルチプレイ、過去の任天堂タイトルのライブラリーを提供する「Nintendo Switch Online」を展開している。米CNETの編集者たちは、任天堂が今回の発表でこの既存サブスクを拡充することを期待している。
Stein記者は「もし任天堂がSwitch 2向けに特別なサブスクプランを提供するとしたら、現行Switchのユーザーも利用できるかどうかが気になる」と言う。例えば、月額料金を払えば新作「マリオカート」が無料で遊べるといった、追加特典付きのプランが登場するかもしれない。
現時点でうわさされているSwitch 2の仕様は、8インチLCD画面、8コアの「Arm Cortex A78C」CPU、バッテリー持続のための5Wの消費電力などだ。
任天堂は時折、斬新な技術で驚かせてくれるため、今回も何か面白い仕掛けがあるかもしれない。AIによるアップスケーリングやNVIDIA製プロセッサーの搭載などもうわさされている。
特に断りがない限り、数字はすべてYouGov Plc.の調査による。対象は成人2369人で、うち1290人がゲーマー。調査は2025年3月19日~25日にかけてオンラインで実施され、結果は18歳以上の米国成人の人口構成比に合わせて重み付けされている。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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