日本時間3月10日夜からX(旧Twitter)にアクセスしづらい状況が断続的に続いている。Xを所有するイーロン・マスク氏は日本時間11日未明、大規模なサイバー攻撃を受けていると投稿。一連の障害がサイバー攻撃に起因していると主張した。
障害検知サービスのDownDetectorによれば、障害は日本時間の10日18時半頃に発生した。その後落ち着いたものの、21時頃に再発し、断続的にアクセスしにくい状況が続いた。記事執筆時点(11日午前5時)ではおさまっているが、完全復旧したかは不明だ。
マスク氏は未明にXへ投稿し「Xに大規模なサイバー攻撃があり、現在も続いている。毎日のように攻撃を受けているが、今回はかなり大規模だ。大きな組織や国家が関わっている可能性があり、追跡している」と投稿した。
また、マスク氏が引用したXアカウント「DogeDesigner」氏の投稿には「まず政府効率化(DOGE)への抗議があり、その後テスラの店舗が襲撃された。そしてXがダウンした。今回の障害がXへの攻撃によるものだという可能性も否定はできない」と記載されていた。
米国の一部で盛り上がりを見せる「反マスク運動」では、同じくマスク氏が所有する自動車メーカー「テスラ」の店舗が襲撃される事態も発生している。Xが次の標的になった可能性もある。
もっとも、マスク氏が2022年に440億ドル(約6.4兆円)でTwitterを買収し、従業員の約8割を解雇して以来、X(旧Twitter)はたびたび大きな障害を起こしている。
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