NTTドコモ傘下のドコモ・バイクシェアは2月19日、特定小型原動機付自転車(特定小型原付)の新型電動モビリティを導入することを発表した。
ハセガワモビリティの電動二輪モビリティブランド「YADEA」の車両を採用する。自転車タイプの形状・タイヤサイズ・着座で構成し、従来の電動アシスト付き自転車同様の感覚で乗車できるという。2025年春の実証実験開始に向け、安全対策、施策検証を実施するとしている。
ドコモ・バイクシェアが導入する新型電動モビリティは、ハンドルの高さが1160mm(ベルは1170)で、車体が幅590mm×奥行き1550mm、重さが28.6kg、耐荷重が120kg、最高速度が20km/h。
運転免許保有者による利用を前提とし、歩道走行が可能となる特例モード(時速6km)を搭載しないという。車体の形状やメンテナンス性といったハード面の安全性とともに、歩行者や車との調和を図り、暮らしに溶け込む移動手段となることを目指す。
特定小型原付は、2022年4月の道路交通法改正案可決で新車両区分として誕生。時速20kmが上限かつ16歳未満の運転を禁止する一方で、免許は不要となる。また、時速6km以下で走行する場合は「特例特定小型電動機付自転車」となり、歩道の走行も可能となる。
なお、シェアリングサービス「LUUP」や「HELLO CYCLING」などでは、時速6km以下モードも搭載する「特例特定小型電動機付自転車」の利用が進み、利用者のルール・マナー違反などが度々指摘されている。
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