私がテストしたこのUSB電力計は驚くほど正確だ。12ドル(日本のAmazonでは1499円)ほどのアクセサリーが、10倍や20倍もするツールに匹敵するとは思わなかった。
YEREADW USB-C 電流電圧チェッカー(Amazon)
このYEREADW USB-C 電流電圧チェッカーは、今や私の作業に欠かせないツールの1つだ。たとえば、USBポートが正常に作動しているか確認したり、モバイルバッテリーやスマートフォンの容量をテストしたりするのに便利だ。
私はこれまで、こうした電力計を20個近く集めてきた。USB-AからUSB-Cへの移行期には買い替えが必要だったし、USB-C経由の電力供給が拡大するにつれて、より高性能なモデルが必要になったからだ。
なお、以前から電力計の記事を書くたびに、「どこで買えるのか」と質問されることが多かった。しかし、紹介したモデルは50ドル(約7500円)、100ドル(約1万5000円)、場合によってはそれ以上(数万円)したため、読者も興味を失いがちだった。
そんな状況がようやく変わった。この数週間テストしたUSB-C電力計は、ガジェット好きには理想的だ。小さなボディに機能がぎっしり詰まっており、カラーOLEDディスプレイまで搭載している。しかも価格はたったの12ドルだ。
対応電圧は3〜30V、電流は0〜12A、最大360Wまで計測可能。ログの記録やグラフ化もでき、ほぼあらゆる急速充電規格をテストできる点がうれしい。
筐体はアルミ製で、埃や衝撃にも強い。コネクタ部分に装着できるシリコンカバーも付属しているが、私はあまり使っていない。
価格が10倍や20倍もする電力計と比べても、正確性や動作に問題は見つからなかった。最初は1.06インチのカラーOLED画面と聞いて、「小さすぎて見づらいのではないか」と心配していたが、思いのほか文字がくっきりしていて、必要な情報をしっかり表示してくれる。
これまでの安価な電力計は、計測値がいい加減だったり、対応電圧や電流のスペックを誤魔化していたり、数回使っただけで壊れたりすることも多かった。一方、同製品にはそうした問題が一切ない。
「自分の基準に合わないツールは勧めない」というのが私のポリシーだが、このUSB-C電力計は、その基準を余裕でクリアどころか上回っている。
初心者からベテランまで、同製品は誰が使っても満足できるだろう。12ドル(日本のAmazonでは1499円)でここまでの機能が入っているのだから、まさに掘り出し物だ。
YEREADW USB-C 電流電圧チェッカー(Amazon)
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)