茨城交通は2月3日、「ひたちBRT」において特定自動運行旅客運送による営業運行を開始した。
国内最長距離のレベル4運行となり、一般的に使用される中型バスのレベル4自動運転としては国内初の営業運行としている。
経済産業省と国土交通省は、2021年度から共同で「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト」を推進し、自動運転移動サービスの実現に向けた実証実験を実施。ひたちBRTは1月24日までに必要な許認可を取得し、レベル4での営業運行が可能となっていた。
ひたちBRTでは、「おさかなセンター」から「多賀駅前」までの約8.7kmを走行する路線のうち、日立電鉄線廃線跡地を使用したBRT専用道区間の「南部図書館」~「河原子(BRT)」間、約6.1kmをレベル4自動運転で走行する。
14箇所のバス停、11箇所の一般道との交差部、15箇所(バス停9箇所、走行路線上6箇所)の横断指導線(歩行者などの横断部)を含むほか、車道と歩道の間にガードレールなどがある、縁石のみで仕切られている、手動運転バス車両とのすれ違うなど、さまざまな走行環境を含むとしている。
運行日は平日のみで、当面の間は運転席に乗務員が乗車した状態で運行する。また、BRT専用道区間以外は従来通り、ドライバーによる手動運転になるとしている。
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