Appleの事情に詳しい著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は米国時間12月4日のブログ記事で、うわさのディスプレイ搭載「HomePod」が、ソフトウェア開発上の課題により、さらに遅延していると述べた。
同氏によると、このデバイスは「A18」プロセッサーと6~7インチの画面を搭載し、「Apple Intelligence」に対応する。当初は2024年に量産開始予定だったのが2025年第1四半期に延期され、さらに6月の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」以降にずれ込んだという。
Appleはコメントの依頼に応じなかった。
うわさの新型HomePodは、Appleがスマートホーム分野に本格参入する動きの一環とみられている。この分野で、同社はGoogleやAmazonなどの競合他社にこれまで後れを取っている。
Appleは、スマートホーム製品を制御できる壁掛けスマートディスプレイの開発に取り組んでいるとも報じられている。11月にBloombergが報じたところによると、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、Appleをスマートホーム製品の主要企業にする取り組みの一環として、このディスプレイの開発を優先事項にしているという。
「Appleはこれまで、既存の製品をうまく方向転換させてきた」とKuo氏は記している。「注目すべき例は、『iPhone』のアクセサリー兼ファッション製品から健康管理デバイスへと転換した『Apple Watch』だ」
Kuo氏は11月、Appleが2026年にスマートホームIPカメラの量産を開始するとの予測も明らかにしていた。
Ming-Chi Kuo氏の記事
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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