Elon Musk氏はDonald Trump次期政権における閣僚候補の1人として多忙を極めているが、人工知能(AI)スタートアップのxAIを前進させる時間も確保している。The Wall Street Journal(WSJ)によると、xAIはテネシー州に新たなデータセンターを建設し、これまでに110億ドル(約1兆6700億円)以上を調達したほか、早ければ12月に消費者向けアプリをリリースする予定だという。
xAIは、GoogleやMicrosoftなどの大手IT企業に加え、OpenAIやAnthropicなどもひしめくAI分野で競争しようとしている。Appleも一部のデバイスで「Apple Intelligence」機能を段階的に導入し、AI分野に参入している。
WSJによると、xAIは投資家に対し、年間売上高が1億ドル(約150億円)を超える見通しだと伝えたという。
xAIの担当者は、同社の計画とWSJの報道に関するコメントの依頼にすぐには応じなかった。
xAIのアプリは、OpenAIの「ChatGPT」のようなスタンドアロンの消費者向けアプリだと、WSJは報じている。Anthropicの「Claude」、Googleの「Gemini」などのサービスとも競合する可能性がある。このアプリが、「X」(旧Twitter)と連携するxAIのチャットボット「Grok」の一環なのか、同じ技術を採用した別名のものなのかは不明だ。
The Wall Street Journal
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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