メルカリは11月5日、米国法人(メルカリUS)のCEOをグループCEOの山田進太郎氏が兼務する1月1日付けの新人事を発表した。
現在、米国法人のCEOを務めているJohn Lagerling(ジョン・ラーゲリン)氏は取締役から退任する。
メルカリの米国事業は、主に手数料モデル変更による期待していた効果が得られなかったことに加え、継続的なインフレなどによる外部環境の影響もあり、GMV成長率がYoY -16%とマイナス成長が継続するなど、想定以上に厳しい状況にあるという。このような状況から、グループCEOである山田氏がUSのCEOを兼務することを決定したとしている。
なお、米国事業については引き続き、2025年6月までの通期で「ブレークイーブン」をめざすという。ブレークイーブンとはつまり、利益も損失もないトントンにするという意味だ。
メルカリは米国事業を開始してすでに10年目だが、長年の投資にも関わらず赤字が継続し、さらにGMVも減少が継続している。今期(2024年7〜9月期)のGMVは前年同期比-16%減の1億9300万ドル、コア営業利益は8億円の赤字となった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」