ストックマークは10月21日、プライベート・エクイティ・ファンド大手のポラリス・キャピタル・グループを投資家とした第三者割当増資により、シリーズDで総額45億円の資金調達を実施したと発表した。
今回の資金調達で、累計調達額は88億円を超えたという。
ストックマークは、自然言語処理技術を活用した情報収集サービス「Anews」や、独自に開発したLLM、生成AI基盤技術を活用したデータ構造化プロダクト「Stockmark A Technology(SAT)」などを展開している。
今回の出資は、Anewsが国内エンタープライズ企業に広く支持されていること、優れたビジネス情報の検索機能が高く評価されていることなどの安定性、豊富な成長余地などが評価されたとしている。
調達した資金は、事業の拡大や研究開発、人材採用、M&A、海外展開など、多岐にわたる成長戦略の実現に活用する予定。AI分野の技術者などの質の高い人材の採用を積極的に推進し、グローバル市場でも競争力を持つ経営体制、インセンティブ設計にも注力するという。
また、M&Aや海外展開を含む事業戦略の方向性を明確にした具体的な事業計画により、経営目標を着実かつスピーディーに達成する事を目指す。
マルチモーダルLLMやレイアウト分析技術といったデータ構造化、LLM活用を前提としたAI基盤技術の強化と研究開発にも積極的に投資する。海外展開に向けたプロダクトの強化や、それに伴う組織体制の整備にも資金を充て、グローバルな成長基盤を築くという。
Anewsを強化しつつ、LLM技術を基盤とした新規事業となるSATにも注力することで、業務における生成AI活用を目指す企業に対してデータの構造化や高精度なRAG(Retrieval – Augmented Generation)の構築、LLMの構築などを支援するとしている。
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