Ouraは米国時間10月3日、スマートリングの最新モデル「Oura Ring 4」を発表した。ハードウェアとソフトウェアの両面を強化している。
同日より予約を受け付け、15日に出荷を開始する予定だ。価格は349ドル(約5万1000円)で、すべての機能を利用するにはサブスクリプションに加入する必要がある(日本では税込で月額999円/年額1万999円)。
筆者はOura Ring Gen3を装着してきたが、この製品は指に食い込む3つのドーム型センサーでデータを収集している。ひどく不快というわけではないが、極めて快適というわけでもない。
Oura Ring 4の「Smart Sensing」技術は、この問題を緩和する役割を果たしている。18の信号経路(Oura Ring Gen3は8)を使用するスマートセンサーと、健康指標を追跡するアルゴリズムにより、データ収集はより正確に、かつ最適化される。センサー部分の隆起もかなり小さくなるという。
快適さという点では、Oura Ring 4は筆者の指に装着した際、かなりスリムな感じになる。丸みを帯びたOura Ring Gen3と比べると、フラットで日常的に装着するのに快適だ。
Oura Ring Gen3は最大7日間のバッテリー持続をうたっている。筆者はこのリングを毎日欠かさず着けているが、これほど長くはもたず、4~5日が限界だ。Oura Ring 4のバッテリー持続時間は最大8日とされている。
実際のところはテストしてみなければ分からないが、大きな改善であることは間違いない。他者にバッテリー持続時間の改善を促すことにもなるだろう。
Oura Ring Gen3のサイズ展開は6~13だったが、Oura Ring 4では4~15となった。これはスマートリング市場で特に豊富なサイズ展開だ。
「日中のストレス」は、Ouraアプリの便利な機能で、心拍数などのウェルネスデータを使って、体がストレスを受けている時間帯を特定する。ストレスにはさまざまな形があり、1時間のランニングで心拍数が上昇した場合(ポジティブなストレス)や、大切な人と口論になった場合(ネガティブなストレス)もある。そのため、「日中のストレス」を見て判断しようとしても混乱してしまう可能性がある。
Ouraはこの機能を改善し、ユーザーがその日に入力したタグ(朝のコーヒーを飲む、新型コロナウイルス陽性反応、懇親会に行く、運動する、お酒を飲む、喫煙するなど)を、「日中のストレス」のタイムラインにマッピングすることで、ストレスの全体像をより明確に把握できるようにしている。
この機能はOura Ring 4とGen 3の両方に、ソフトウェアアップデートにより提供される。
Discover the All-New Oura Ring 4この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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