Googleは10年以上にわたって支配的な検索エンジンであり続けてきた。しかし、人工知能(AI)を活用した新世代の検索エンジンと競争する力を維持するために、AIの導入を進めることで立場を強化する必要があり、今回の新機能はその最新の試みだ。
Googleは米国時間10月3日、AIを活用した新たな検索機能を発表した。まず、「Googleレンズ」で動画を使って検索する機能だ。目の前でリアルタイムに起こっていることについて興味があれば、素早く動画を撮影してGoogleに質問できる。
操作方法は次の通りだ。スマートフォンの「Google」アプリでGoogleレンズを開き、シャッターボタンを押し、知りたいことを音声で質問する。例えば、水族館で泳ぐ魚の群れを撮影し、「なぜ一緒に泳いでいるの?」と質問すると、「AIによる概要」に加えてウェブ上の関連情報が表示されるという。
この機能は、「Search Labs」に参加して「AIによる概要など」の試験運用を有効にしているGoogleアプリのユーザーが利用できる。Googleアプリは、「Android」と「iOS向けに無料で提供されている。
さらに、Googleレンズで写真を撮影した際も、音声で質問できるようになった。この機能はAndroidとiOS向けのGoogleアプリで、世界中で提供されている。ただし、対応言語は英語のみだ。
今週から、Google レンズのショッピング体験も強化される。商品の写真を撮影すると、レビューや価格、取り扱っている小売店などの情報を含む、より便利な検索結果が表示されるようになる。
Googleはまた、ユーザーが情報のソースに容易にアクセスできるようにするため、「AIによる概要」の表示を改善する。新しいデザインでは、「AIによる概要」のテキスト内に、ウェブページへのリンクが追加される。この機能は同日より、「AIによる概要」が利用可能なすべての国に展開される。
Ask questions in new ways with AI in Search(Google)この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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