サムスン「Galaxy S24 FE」は価格を抑えたAI機能搭載スマートフォン

Mike Sorrentino (CNET News) 翻訳校正: 編集部2024年09月27日 10時58分

 サムスンは米国時間9月26日、ニューヨークの「Samsung 837」ストアでイベントを開催し、649.99ドル(約9万4500円)のスマートフォン「Galaxy S24 FE」を発表した。799.99ドル(日本では12万4700円)の「Galaxy S24」より低価格ながら、最新のAI機能を搭載している。同国では10月3日に注文受付を開始する。

Galaxy S24 FE
提供:Mike Sorrentino/CNET

 Galaxy S24 FEはGalaxy S24の機能の多くを搭載しており、これには「リアルタイム通訳」、 「かこって検索」、写真から不要なオブジェクトを削除する「生成AI編集」、メモの書式設定、翻訳、要約をする「ノートアシスト」などの「Galaxy AI」機能も含まれる。Galaxy S24と同様、7年間のソフトウェアアップデートとセキュリティアップデートが提供される。

「かこって検索」
「かこって検索」
提供:Samsung

 Galaxy S24 FEは6.7インチのAMOLEDディスプレイと4700mAhのバッテリーを搭載している。このスマートフォンを少し触ってみたところ、デザインは2023年の「Galaxy S23 FE」に似ていると感じた。6.4インチのGalaxy S23 FEより、わずかに縦に長いことが分かる。バッテリーは、Galaxy S23 FEの4500mAhから4700mAhに増えた。

Galaxy S23 FEとGalaxy S24 FE
Galaxy S23 FE(左)とGalaxy S24 FE
提供:Mike Sorrentino/CNET

 Galaxy S24 FEの背面には、5000万画素のメインカメラ、光学3倍ズームの800万画素望遠レンズ、1200万画素の超広角レンズが搭載されている。AIを活用したカメラエンジン「ProVisual Engine」により、ディテールやテクスチャーが向上するという。

 筆者はハンズオンの際、Samsung 837のショールームで、マフィンやチョコレートが並べられたキッチンカウンターの写真を数枚撮影してみた。

マフィンやチョコレートが並べられたキッチンカウンターの写真
提供:Mike Sorrentino/CNET

 広角、超広角、望遠のすべてで撮影した写真では、マフィンの質感がよく表現されているが、スマートフォンのカメラが現実世界でどのように機能するかをより正確に把握するには、さまざまな明るさ環境で撮影する必要があるだろう。

マフィンの写真
800万画素の望遠カメラで撮影
提供:Mike Sorrentino/CNET
マフィンがあるカウンター全体の写真
1200万画素の超広角カメラで撮影
提供:Mike Sorrentino/CNET

 1000万画素の前面カメラで撮影した写真は、筆者の顔をうまく捉えているが、背後の詳細、例えば背景にいる人々や肩越しに見える看板などはぼやけている。

筆者のセルフィー
提供:Mike Sorrentino/CNET

 Galaxy S24 FEは、Galaxy S24やGalaxy S23 FEで採用されたQualcomm製プロセッサーではなく、サムスン製「Exynos 2400e」を搭載する。ゲーム中の冷却性能を高める大型のベイパーチャンバーも備える。色は、ブルー、ミント、グレー、グラファイト、イエローの5色展開。

5色のGalaxy S24 FE
提供:Mike Sorrentino/CNET
Galaxy S24 Series Expands With S24 FE

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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