中国企業による新たな3つ折りスマートフォンが登場した。Tecnoが8月28日に発表したコンセプトスマートフォン「PHANTOM ULTIMATE 2」だ。カバー画面は広げると10インチになり、サムスンの「Galaxy Z Fold6」やGoogleの「Pixel 9 Pro Fold」などブックスタイルの折りたたみスマートフォンに搭載されている8インチ前後の画面よりもかなり大きい。
厚さはたたんだ状態でも11mm。その理由の1つは、厚さわずか0.25mmのバッテリーだ。端末の重さは明らかにされていない。Tecnoによると、30万回以上の折り曲げに耐えられるという。
Tecnoは公開した動画で、PHANTOM ULTIMATE 2のさまざまな使用例を紹介している。ある場面では、縦長の3つのウィンドウでマルチタスクを行う様子が映し出されている。別の場面では、PHANTOM ULTIMATE 2のさまざまな折りたたみ方を紹介している。その1つではノートPCのような使い方をしており、ベースの画面を水平にしてキーボードのようにタイピングに使用し、残りの2つをノートPCの1つの画面のように使用している。
Tecnoによると、テントのように折りたたむとAIによるリアルタイム翻訳が利用でき、異なる言語での対面のやりとりが可能になるという。
「Tecnoは3つ折りスマートフォンの商品化を積極的に模索している」と、同社は米CNETに語った。「さらなる改良を経て、このコンセプトスマートフォンは来年初頭には実際に体験できるようになる見込みだ」
TECNO's New Ultra-thin PHANTOM ULTIMATE 2 Tri-Fold Concept Opens Up a World of Big Experiencesこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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