Googleは米国時間8月28日、チャットボット「Gemini」のカスタマイズ版である「Gem」を作成できる機能を、Gemini Advanced、Business、Enterpriseの各プランで提供開始したと発表した。
また、最新の画像生成モデル「Imagen 3」を、間もなくすべてのGeminiユーザーに提供する。同社はこれらの機能を、5月に開催した開発者会議「Google I/O」で発表していた。
Gemは今後数日のうちにGemini Advanced、Business、Enterpriseで利用できるようになる見込みだ。
Gemは、プロジェクトの検討やイベント案のブレインストーミング、ソーシャルメディア投稿のキャプション作成などを支援する、特定の分野のエキスパートとなるものだ。作成するには、指示を与え、名前を付けて保存する。
Googleは、あらかじめ作成した「家庭教師」「アイデア出しのプロ」「キャリアアドバイザー」「編集者と校正役」「コーディングパートナー」というGemも提供している。
同社によると、Gemは「ほとんどの言語」に対応し、150カ国以上で提供される。
Imagen 3は今後数日のうちに、無料版を含むGeminiの全プランで提供が始まる予定だ。
同社はGoogle I/Oで、Imagen 3は太陽光や動物のひげなどの詳細を含む、より写実的な画像を作成できると述べた。今回の発表では、「写実的な風景画、質感のある油絵、または風変わりなクレイアニメのシーン」などのスタイルで画像を生成できると説明している。
Gemini Advanced、Business、Enterpriseの各プランでは、先行アクセス版として、英語による人物画の生成もできるようになる。
GoogleはImagen 3で、人物画を生成する際のユーザー体験について「著しい進歩」を遂げたと述べた。このモデルは特定可能な個人、未成年者、過度にグロテスクまたは暴力的・性的な場面を描いた画像を生成することはできないという。
Imagen 3は「SynthID」ツールを使って、AI生成の画像に透かしを入れている。
New in Gemini: Custom Gems and improved image generation with Imagen 3この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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