Microsoftは「ペイント 3D」の提供を終了する。11月4日をもって同アプリは「Microsoft Store」から削除され、ダウンロードできなくなる。インストール済みのアプリは引き続き使えるが、アップデートは提供されない。
「Windows」の非推奨機能のウェブページでは、ペイント 3Dが対象リストに追加されている。
2017年にWindows 10のアップデートの一部としてリリースされたペイント 3Dは、3Dの図形や画像の作成やデザインができる。このアップデートは、Windowsに3D指向のグラフィックスを取り入れようとするMicrosoftの取り組みの一環だった。そのため、従来の「ペイント」アプリを置き換えるか、補完するように設計されていた。
ペイントアプリは今後も提供される。Windowsでグラフィックの作成と編集に長年使われてきたペイントは、Windows 11ではより高度な機能が追加されている。「レイヤー」を使って複数の要素を持つ画像をデザインしたり、AI搭載の「Cocreator」ツールで独自の画像を生成したりできる。
Microsoftがペイント 3Dアプリを廃止する理由は不明だが、おそらく継続に値するだけのユーザーがいないためとみられる。従来のペイントには、ペイント 3Dにはないシンプルさと使いやすさがある。
ペイント 3Dの愛用者は、11月になる前にアプリの最新バージョンをダウンロードしておくといいだろう。Microsoftは同アプリの代替手段として、2D画像の表示と編集にはペイントまたは「フォト」、3Dコンテンツの表示には「3D Viewer」を推奨している。
Windowsクライアントの非推奨の機能この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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