短編動画アプリ「TikTok」で知られる字節跳動(バイトダンス)が、新サービス「Jimeng AI」でAI分野に正式参入した。
Reutersが米国時間8月6日にいち早く報じたように、バイトダンス傘下のFaceu Technologyが、テキストから画像や動画を生成するJimeng AIアプリをAppleの「App Store」で中国ユーザー向けに公開した。報道によると、これは7月31日の「Android」版リリースに続くものだという。
ユーザーは簡単なテキストを入力するだけで、アプリ内で画像や動画を生成できる。Jimeng AIのウェブサイトに掲載されている例では、リアルなディテールと高品質なレンダリングによる素晴らしい表現が見られる。
ダウンロードは無料だが、App Storeの説明によると月額69元(約1400円)または年額659元(約1万3400円)のサブスクリプションプランが用意されている。Reutersによると、このプランでは毎月約2050枚の画像または168本の動画を生成できる。
このアプリの大きな特長の1つは、動画と画像の両方を生成できるという点だ。これは、テキストから画像のみを生成するOpenAIの「DALL・E 3」など、特に競争力のあるサービスの一部にはない特長だ。
OpenAIは2月、テキストから動画を生成する「Sora」を発表したが、まだ一般公開していない。その後、Stability AI、Runway、快手(クアイショウ)など、複数の企業が動画生成AIをリリースしている。
Jimeng AIこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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