ハローテクノロジーズと東京センチュリーは7月25日、点灯検知・通知ができるIoT電球「Hello Light(ハローライト)」が、福岡市内の全屋台に導入されたと発表した。点灯状況をリアルタイムで知ることができ、屋台の営業状況をLINE公式アカウントに表示する。
Hello Lightは、LEDにSIMを搭載することでWi-Fiなどのネットワークの環境が不要で点灯検知ができるIoT電球。ハローテクノロジーズが開発・運営し、東京センチュリーがサブスクリプションサービスとして展開している。
工事やコンセントがいらないため、電子メールなどを通じて点灯状況をリアルタイムで知ることができ、高齢者向けの見守りサービスとして、自治体や不動産業者、介護事業者を中心に約4万個が導入されている。
今回、福岡市の最新デジタル技術を活用した「屋台DX」プロジェクトの一環として導入されたもの。屋台に設置したHello Lightが点灯すると、自動的にシステムが感知し、その日の営業状況を、屋台のLINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」で表示する仕組みだ。
屋台では営業が天候に左右されるため「行きたい屋台が今日営業しているかどうかが、現地に行ってみないとわからない」というユーザーの声を受け、導入したもの。裸電球という既存の設備を活用することで、店主の手間をかけずに、営業状況の発信が可能だ。
Hello Lightの開発については、ソラコム協力のもと進めており、6月には米国の特許も取得済みとしている。
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