Bluetoothによる無線通信は、ワイヤレスイヤホンやリモートスピーカーのようなAV機器だけでなく、スマート家電などさまざまなデバイスで利用されている。通信する機器同士を一度ペアリングすればワイヤレス接続できるので、利便性が高い。
ただし、近距離データ通信用の技術であるため、通信相手との距離が離れると接続が切れてしまう。距離は近くても、壁を挟んだりすると通信状態が悪化して接続が切れる。
そこで、Bluetoothの電波を中継するリピーター「Peaty」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Peatyは、Bluetooth対応の中継器。受信したBluetoothの信号を増幅して送信し直す結果、離れた機器間のBluetooth通信を可能にしてくれる。たとえば、家の各所に設置すると、家中のどこに居てもBluetoothによる通信が切断されなくなる。
使い方は簡単で、電球用のソケットにねじ込むだけ。対応ソケットサイズは、E26とE27。アプリのインストールや、Bluetoothの設定変更といった作業は不要。Peatyにも電球用ソケットが設けられているので、ねじ込んだソケットに元々取りつけてあった電球も、Peaty経由で使い続けられる。
動作に必要な電力は、取りつけたソケットのスイッチをオンにすることで得る。通電中に内蔵バッテリーへ充電するため、ソケットのスイッチを切ってもBluetooth中継は継続する。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2023年1月2日まで。目標金額の5万ユーロ(約711万円)に対し、記事執筆時点(日本時間12月2日16時)で集めた資金はまだ196ユーロ(約2万7875円)。キャンペーン期間はあと31日ある。
Peatyの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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