Sansanは7月19日、東急不動産と渋谷エリアにおけるスタートアップ支援に関する提携契約を締結したことを発表。名刺アプリ「Eight」を提供しているSansanと、スタートアップ支援を推進している東急不動産が連携することにより、渋谷サクラステージを中心とした渋谷エリアにあるスタートアップ企業のビジネスマッチングを支援する。
名刺アプリのEightでは、これまで継続的にスタートアップ企業の支援を実施。2017年にリリースした中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」では、スタートアップ企業をはじめとした4000社を超える企業に利用されている。2023年にはスタートアップ業界に特化した展示会「Climbers Startup JAPAN」を開催するなど、多くのスタートアップのビジネスマッチングを推進。また同社は、2024年9月をめどに「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」に本社を移転する予定となっており、今後は渋谷エリアのスタートアップの支援強化を目指すという。
東急不動産は、国内外のスタートアップの集積を通じて渋谷エリアの価値向上を目指しており、スタートアップ支援につながる施設やコミュニティを提供。2社が連携することで相乗効果が生まれ、渋谷エリアのスタートアップ産業振興につながると考え、提携契約を締結したとしている。
主な連携内容としては、渋谷エリアのスタートアップ企業と大手事業会社や投資家が交流できるイベントの定期開催を予定。イベント内の名刺交換はEightが提供する「タッチ名刺交換」の活用を推奨し、ビジネスマッチングのサイクルの創出や、スタートアップ産業の後押しと地域の活性化に貢献するという。
また、東急不動産の所有するオフィスビルに入居する事業会社、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、さらに2024年9月にオープン予定のコミュニティスペース来場者に、カード型のデジタル名刺「My Eight Card」を提供。デジタル名刺での一元管理や、スタートアップ業界内の継続的なつながりを後押しすることで、ネットワーキングを支援する。このほか東急不動産との連携企画を実施し、渋谷エリアのスタートアップ産業活性化に貢献するとしている。
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