「Galaxy Z Fold6」「Flip6」や「Galaxy Ring」など--サムスンの新製品発表まとめ

Lori Grunin  (CNET News) Ingrid Cruz (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2024年07月11日 07時59分

 サムスンは7月10日に開催したGalaxy Unpackedイベントで、待望の「Galaxy Ring」、新型スマートフォン「Galaxy Z Fold6」「Z Flip6」、スマートウォッチ「Galaxy Watch7」「Watch Ultra」、デザインを一新した「Galaxy Buds3」「Buds3 Pro」など、多数の新製品を発表した。

「Galaxy Z Fold6」と「Z Flip6」
提供:米CNET

 スマートフォン2機種は、2024年に入って発売された「Galaxy S24」シリーズと同等の機能を持つようアップデートされた。いずれも7年間のソフトウェアアップグレードが保証されている。「かこって検索」機能も追加され、GoogleのAIアシスタント「Gemini」にも対応した。

  1. Galaxy Ringは軽量だが高価
  2. Galaxy Z Fold6はより大きく明るい画面を搭載
  3. Galaxy Z Flip6は5000万画素のメインカメラを搭載
  4. 頑丈なGalaxy Watch Ultra、ストレージ倍増のWatch7
  5. Galaxy Buds3とBuds3 Proは「AirPods」のようなステム付き

Galaxy Ringは軽量だが高価

Galaxy Ring
提供:Lexy Savvides/CNET

 Galaxy Ringは399.99ドル(約6万5000円)と高価だが、より安価な競合製品である第3世代「Ouraリング」とは異なり、サブスクリプションは必要ない。よりパーソナライズされたAI健康分析にはGalaxyスマートフォンが必要となる。米国では予約注文が可能で、7月24日に出荷予定だ。

 バッテリー持続時間はサイズによって6~7日間。透明な充電ケースが付属する。

 睡眠分析など健康関連の豊富なトラッキング機能に加え、GalaxyスマートフォンやGalaxy Watchと連携した指のタップジェスチャーにも対応している。「Samsung Find」アプリとも連携しており、万が一紛失してしまった場合に役立つはずだ。

Galaxy Z Fold6はより大きく明るい画面を搭載

Galaxy Z Fold6
提供:Jide Akinrinade/CNET

 Galaxy Z Fold6には、前面ディスプレイの大型化、「Snapdragon 8 Gen 3」プロセッサーへのアップグレード、冷却性能の向上、より明るいディスプレイ(最大2600ニト)、低照度における感度向上のための超広角カメラ用1200万画素センサーの搭載など、多くの変更が加えられている。ヒンジはさらに丈夫に、画面は折り目が滑らかになり耐久性も向上した。ゲーム体験の向上のため、レイトレーシングにも対応した。価格は1899.99ドル(日本では税込24万9800円)から。日本では7月17日からSIMフリーモデルの予約注文が可能で、31日に発売予定だ。

 新たなソフトウェア機能もいくつか追加されており、これには「Galaxy AI」の新機能も含まれる。画像のスタイルを水彩画風などに変える「ポートレートスタジオ」、生成AIを使用して画像にスケッチしたオブジェクトを追加する「AIスケッチ」、文章作成を支援する「文章の生成」、2つの画面を活用して一方に翻訳、もう一方に元の言葉を表示する「会話モード」などだ。

Galaxy Z Flip6は5000万画素のメインカメラを搭載

Galaxy Z Flip6
提供:Jide Akinrinade/CNET

 Z Fold6と同様に、サムスンはGalaxy Z Flip6の画面設計をアップデートし、折り目を目立たなくした。5000万画素のメインカメラと1200万画素の超広角カメラ、さらに4000mAhの大容量バッテリーを搭載している。さらに、Z Fold6と同じSnapdragon 8 Gen 3プロセッサーを備え、冷却効果を高めるベイパーチャンバーも搭載された。日本では7月17日からSIMフリーモデルの予約注文が可能で、31日に発売予定だ。価格は1099.99ドル(日本では15万9700円)から。

 被写体を検知して自動的にフレーミングする「オートズーム」などの新機能が追加された。カバー画面に複数のウィジェットを配置できるようになり、テキストメッセージの送信時には、過去のメッセージに基づく返信候補が提示される。時間や天候に合わせて壁紙が変化する機能も搭載されている。

頑丈なGalaxy Watch Ultra、ストレージ倍増のWatch7

Galaxy Watch UltraとWatch7
提供:Numi Prasarn/CNET

 Galaxy Watch Ultraは「Apple Watch Ultra 2」に対抗する頑丈なスマートウォッチだ。649.99ドル(日本ではLTEモデルのみで12万6940円)という価格は、サムスン製スマートウォッチの中で最も高価だ。サムスンはデザインを一新し、他のモデルよりも高速のプロセッサーを採用、屋外での使用に耐える耐久性を重視した。米国では、米食品医薬品局(FDA)の認可を受けた睡眠時無呼吸症候群の検知機能に対応している。チタン製で、チタニウムシルバー、チタニウムグレー、チタニウムホワイトの3色展開。

 他のWatchモデルよりも豊富なワークアウト機能があり、さらに4分間でできるサイクリング専用の閾値テスト機能も搭載されている。

 「Wear OS 5」を搭載し、位置追跡の精度を高めるための「デュアル周波数GPSシステム」を備える。バッテリー持続時間は、使用状況によって48~100時間とされている。

 299.99ドル(日本では5万7200円)からのGalaxy Watch7は、32GBのストレージを搭載。Galaxy Watch6の16GBから倍増した。

 米国では心電図や不整脈通知の機能も搭載されている。

Galaxy Buds3とBuds3 Proは「AirPods」のようなステム付き

Galaxy Buds3とBuds3 Pro
提供:David Carnoy/CNET

 Galaxy Budsの新モデル2機種には、AppleのAirPodsにあるようなステムが付いている。Buds3 Proはカナル型、Buds3はオープン型だ。新搭載の「ブレードライト」では、ピンチやスワイプで端末を操作できる。音声コマンドによる再生・停止にも対応する。バッテリー持続時間は、Buds3 Proが最大7時間、Buds3が最大6時間で、アクティブノイズキャンセリング(ANC)がオンの場合はこれより少し短くなる。IP57の耐水性能を備えている。

 「ノイズコントロールの最適化」「サイレンの検出」「音声検出」の各機能および高品質なサウンド(高音域の音声をより正確に再現できる平面型ツイーターとデュアルアンプを搭載)を求めるなら、Buds3 Proを選ぶべきだろう。

 いずれも3つのマイクと事前学習済みの音声モデルを搭載しており、AIによる通話品質の向上を実現している。AIによる通訳機能も利用できる。

 Buds3 Proは249.99ドル(日本では税込3万8500円)、Buds3は179.99ドル(同2万7500円)。7月17日から予約注文を受け付け、31日に発売予定だ。

Galaxy Ring
Galaxy Z Fold6
Galaxy Z Flip6
Galaxy Watch Ultra
Galaxy Watch7
Galaxy Buds3 Pro
Galaxy Buds3

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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