指輪型デバイス「Ouraリング」を提供するOuraは、特定の健康指標や測定値について質問できる新たなAIヘルスコーチ機能「Oura Advisor」のベータ版を提供開始した。
Oura Advisorは同社の実験的な「Oura Labs」プログラムの一環だ。同プログラムでは、会員が新機能をいち早く試すことができる。
Ouraによると、ユーザーはOura Advisorにチャットで質問したり、これまでの習慣に基づいてパーソナライズされたレコメンデーションを得たりできる。この機能はオプトイン方式で、対話のスタイルを、「Supportive(支援的)」「Mentoring(指導的)」「Goal-oriented(目標志向的)」の3種類から選べる。通知を受け取る頻度や時間帯も設定可能だ。Oura Advisorには、通知またはアプリのホームタブにあるOura Advisorカードからアクセスでき、「+」メニューで直接チャットを始めることもできる。
Ouraの最高経営責任者(CEO)Tom Hale氏は米CNETのインタビューで、Ouraアプリにこのデジタルコーチが表示される例を紹介した。
例えば、Ouraの「レジリエンス」指標は、14日間の平均値に基づいて、生理的なストレスと回復のバランスを体がどのように保っているかを示している。レジリエンスの評価で回復が不十分とされた場合、改善する方法についてチャットで相談するかどうか尋ねるメッセージが表示される可能性がある。睡眠モニタリングについても同様だ。Ouraリングで睡眠が浅かったことが検知されると、その理由を確認するためのプロンプトがアプリ内に表示されることがある。
膝の手術からの回復状況などの情報をOura Advisorに伝え、それを「Memory」として保存することもできる。Oura AdvisorはMemoryを加味してヒントやアドバイスを提供する。
Ouraの発表この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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