Googleの次期スマートフォンである「Pixel 9」シリーズにAI機能群「Google AI」が搭載されると、Android Authorityが「Google内部の情報提供者」の話として報じた。Googleは米国時間8月13日の発表イベントでPixel 9を発表する見込みだ。
Googleの広報担当者はコメントの依頼に即座に回答しなかった。
この報道によると、Pixel 9シリーズに搭載されるGoogle AIは、「ChatGPT」と競合するGoogleの「Gemini」など既存のAI機能と、複数の新機能を組み合わせたものだ。新機能には、グループ写真に全員が含まれるようにする「Add Me」や、写真やステッカー用のクリエイティブアシスタント機能とみられる「Studio」が含まれるという。
別の新機能「Pixel Screenshots」は、物議を醸したMicrosoftの「Recall」機能に似ている。 Recallは定期的にスクリーンショットをキャプチャーすることで、デバイス上のアクティビティーを記録し、後で情報を簡単に検索できるようにするものだ。Recallを搭載したPCに物理的にアクセスできる他の人が過去のアクティビティーを閲覧できる可能性があるという懸念から、Microsoftは6月18日に発売された「Copilot+ PC」ブランドのPCではこの機能の搭載をいったん見送った。
ただし、Pixel Screenshotsは自動的にスクリーンショットを撮るのではなく、ユーザーが自ら撮影したスクリーンショットをAIで分析し、後で検索できるようにメタデータを追加するものとみられる。設定で無効にもできるとされている。
報道の内容が事実であれば、Google AI機能は「Apple Intelligence」と直接競合することになる。Apple Intelligenceは今秋、「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」でベータ版として提供される予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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