マネーフォワードは5月29日、電子契約・契約書管理サービス「マネーフォワード クラウド契約」において、契約書の情報をAI-OCRで読み取り、管理項目を自動入力する「AI自動入力機能」のβ版の提供を開始した。この機能には、OpenAIが2024年5月に発表した最新AIモデル「GPT-4o」を使用している。
AI自動入力機能は、契約書のPDFをマネーフォワード クラウド契約にアップロードすると、契約書の種類や項目名などをAI-OCRが読み取り、情報を自動入力できる機能。過去に書面で締結した契約書も、スキャン・アップロードによって電子管理が可能になり、契約書を一元管理できます。β版は一部のユーザーに向けて提供するが、7月ごろには全てのユーザーに向けて提供する予定という。
締結済み契約書のPDFデータを、マネーフォワード クラウド契約にアップロードすることにより、AIが「契約書名」「社名」「氏名」「契約に関する日付」「自動更新の有無」「契約金額」といった基本項目だけでなく、ユーザーが独自に設定したカスタム項目を読み取る。読み取った画像データと管理項目は、マネーフォワード クラウド契約に保管される。
今後は、マネーフォワード クラウド契約で締結手続き中の契約書をAI-OCRで読み取り、自動で入力する機能のほか、複数の契約書を一括でAI-OCRで読み取り、自動で入力する機能にも対応予定としている。
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