テスト自動化ツール「Autify」を手掛けるオーティファイは6月18日、シリーズBラウンドで総額20億円の資金調達を実施したと発表した。AIと人の力をかけ合わせソフトウェアテストを次のレベルへ引き上げる。
今回の資金調達は、既存投資家であるWiL、Salesforce Ventures、Archetype Ventures、Uncorrelated Venturesに加え、本ラウンドより国内最大規模を誇る独立系のハンズオン型ベンチャーキャピタルであるGlobis Capital Partnersと、AIとバイオ、バッテリー、モビリティ領域などでもグローバルで優れた投資実績を有するLG Technology Ventures(LGグループ)を共同リード投資家として実施するもの。エクイティ調達となり、累計資金調達額は約45億円(3000万米ドル)になる。
オーティファイは、2017年に設立。米国カルフォルニアに本社を構え、テストフェーズをなくすため、AIを活用したテスト自動化ツールAutifyの開発、提供してきた。
Autifyは、開発したソフトウェアが正常に動作するか検証するクラウドアプリケーション。AIを活用し、ノーコードで誰でも簡単に自動化できることがポイントだ。メンテナンスはAIがサポートするため、ランニングコストを抑えられ、全社横断や複数のチームで取り組むソフトウェアテストなどにも使用されているという。
今回の調達した資金は、ソフトウェアテスト領域のプロフェッショナル人材の採用、教育といった人材への投資と、AIを活用したテスト設計、テストシナリオ生成、ソフトウェアテストのコンサルティングなどに充てる。
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