IVRyは5月23日、シリーズCラウンドの第3者割り当て増資によって30億円を資金調達したと発表した。同社の累計調達額は49.5億円となった。
IVRyは対話型音声AIの開発に取り組んでいる。特に電話業務の自動化に着目しており、電話応対をAIで自動化したり、電話予約に24時間365日自動対応できるソリューションなどを提供している。
この実現において、同社はこれまでも大規模言語モデル(LLM)を活用してきた。今後はさまざまなAI機能を組み合わせた複合AIシステムを構築し、電話の音声データと組み合わせた基盤を提供することで「通話データを文字化しさまざまなインターフェイスで受け取れる」「電話で自動予約注文が可能になる」といった機能の実現を目指す。
また、現時点で日本全国の事業規模を問わず80業界以上に対し、累計1万2000以上のアカウントを発行したという。今後も最先端の技術を都市圏のみならず地方にも提供するほか、グローバル展開を視野にビジネスを展開するとしている。
今回のラウンドの引受先は、ALL STAR SAAS FUND、フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合、SMBCベン チャーキャピタル、BRICKS FUND TOKYO、Boost Capitalとなる。
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