Appleは、「iPhone」向けOSの次期バージョン「iOS 18」で、「ボイスメモ」アプリに録音音声を人工知能(AI)で文字起こしする機能を追加すると報じられている。
情報筋がAppleInsiderに伝えたところによると、この機能は文字起こしのほか、要約もできるという。これは、2023年秋に「iOS 17」で導入された「ライブ留守番電話」と同様に機能するとみられる。この機能は「メモ」アプリにも追加され、「macOS」と「iPadOS」にも展開されるという。
これが事実であれば、Appleは競合他社に続いて録音音声のAI文字起こし機能を導入することになる。Googleは何年も前から「レコーダー」アプリに自動文字起こし機能を搭載しており、サムスンが「Galaxy S24」で導入したAI機能群「Galaxy AI」では、会話を翻訳したりメモを要約したりできる。
AppleInsiderによる別の報道によると、Appleは「Safari」や「メッセージ」アプリの要約機能にも取り組んでいるという。
Appleは6月10日から開催するWWDC24で、こうしたAI機能を発表する可能性がある。同社は例年、WWDC開催後に次期iOSの最初のパブリックベータ版をリリースしている。
Appleにコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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